バックパッカーに憧れて

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ホテルを訪ねる真夜中の訪問者

 2013.09.19(初日)

扇風機の風が肌寒くて寝つけないでいた。掛け布団というものは無く、薄いシーツのようなものを一枚掛けているだけだ。洋服を扇風機本体に掛け、風が直接身体に当たらぬようにすると、ウトウトと夢のなかへ入っていった。

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就寝について二時間くらい経っただろうか。ドアをノックする音が聞こえ目が覚めた。再びノックの音。夢ではない。異国の地での夜中のノックは気味が悪いものだ。恐る恐るドアを開けると男が立っていた。宿のスタッフだ。

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「ロビーに君を訪ねて来ている人がいる」と一枚の紙を差し出してきた。そこには日本の友人H君の名前が書いてある。僕は寝ぼけ眼で一階のロビーに降りると、そこには友人H君がスーツに革靴、背中にはデイパックという奇妙な姿でいた。

 

今回の旅で友人H君の話しは避けては通れない。実は彼も昨日日本からタイへ出国するはずだった。昼12時のフライトを夜中の12時と勘違いをし、仕事を終えると前日の晩から友人宅で酒を飲み明かしていたのだ。時間の勘違いに気づいたのは翌朝。自宅に急いで戻りパスポートを持ち、また急いで家を出たものだから奇妙な姿というわけだが、チェックインの締め切りには間に合わない。一度帰宅したのであれば準備万端で来ればいいと思うのだが、電車みたく数分前でも乗れると思っていたらしい。彼も僕と同じ初の海外旅行者、恐ろしい。


いちばん驚いたのは僕が泊まっている宿に辿りついたことだ。宿名だけは就寝前に伝えたが、カオサン通り近辺には無数の安宿がある。僕の泊まっている宿は飛び込みで入った無名の安宿だ。

 

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どうやら飛行場から親切な人にタクシーでカオサン通りまで連れてきてもらい、道行く人々に宿の場所を聞きまくった結果ここに来れたというわけだ。彼は「過保護に育てられたおぼっちゃま」というのが今までの印象だったが、案外「野人」なのかもしれない。僕は自作の旅本を作り、ある程度知識を入れて旅に挑んでいるのだが彼は無知識。どうやら無知識で挑んだ方が刺激的な出会いがあり、思いもよらぬハプニングは人を成長させるのではないかと思った。


そしてもう一つ。僕を夜中に起こしてくれなくても、勝手に宿泊してくれればいいんだよ。出来るだろ?君は「野人」なんだから。

 

f:id:TommyBackpacker:20140610190940j:plain◇宿の前でなぜか”コマネチ”をする友人H君

つづく

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