読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

バックパッカーに憧れて

BPスタイルのアジア旅行記と格安航空券や旅の情報

MENU


重慶大厦(チョンキンマンション)の怪しい人たち 〜深夜特急のあしあと〜

深夜特急のあしあと 香港
2015.09.17〜19

香港での宿泊場所。それは重慶大厦(チョンキンマンション)と決めていた。理由は簡単。その宿泊費用の安さである。そしてもうひとつ。沢木耕太郎氏の著書「深夜特急」に登場する場所であり、沢木氏本人も泊まった場所だったからだ。

重慶大厦とは?

 f:id:TommyBackpacker:20151004071404j:plain

重慶大厦とは彌敦道(ネイザンロード)沿いの尖沙咀地区にある、安宿が密集している17階建てのビルの事。安価なホテルが集まっているため、世界中の旅行者にその名が知れ渡っている。

深夜特急のあしあと 

f:id:TommyBackpacker:20151004071722j:plain

雑居ビルの中の迷路のような商店密集地を通り抜けると、突き当りにエレベーターがあった。年代物らしく、降りてくるスピードが恐ろしくのろい。ようやく一階に到着し、扉の開いたエレベーターからは、強烈な香辛料の匂いが溢れ出てきた。中国人に混じって何人ものインド人が乗っていたのだ。全員が降り、私が男の後から乗り込むと、また別のインド人が走り込んできた。この雑居ビルにはインド人がかなりいるようだ。
沢木耕太郎 著 深夜特急1〜香港・マカオ編より〜

 

重慶大厦内はとても怪しい話しを聞いていた。そして犯罪の温床とも。しかし実際には各国の女性旅行者の姿も目立ち、怪しさは過去のものとなっているのだろうか。各エレベーター前には警備員の姿もある。それでも多少の怪しさは残っている。それを演出しているのは強烈な香辛料の匂いだけではなく、重慶大厦の入り口やエレベーター前にいる宿の客引きだ。彼らの多くはインド人やバングラデシュ人。宿泊を決めれば彼らにマージンが入るのだろう。その中の数人と話してみたが、とりわけ宿泊費が安い印象は受けなかった。もっとも泊まる気がないから値下げ交渉はしなかった。

f:id:TommyBackpacker:20151004071820j:plain

怪しい印象は重慶大厦前の歩道にいる人達から感じ取れる。彼らの仕事は偽物時計の販売と、楽しくなる葉っぱの販売だ。なぜ時計が偽物と分かるかというと、アジア各地の露店の時計は偽物とすぐ判断がつくのは容易いが、それだけではなく彼らが揃って「ニセモノトケイアルヨー」と日本語で話しかけてくるからだ。ニセモノと最初から言っているところがある意味清くて気に入った。

 

f:id:TommyBackpacker:20151004071949j:plain

楽しくなる葉っぱを売る人達と話してみると、その人柄は陽気だ。この手の商売はひそひそとこっそり話すものだと思っていたが、歩道で堂々と話している。重慶大厦に滞在中、彼らには顔を覚えられてご丁寧に名刺まで貰った。そして彼らの僕に対する共通点は第一声が必ず日本語ということ。つまり中国人や韓国人には間違えられなかったということだ。彼らの日本人を見極める能力の高さに感心したものだった。

 

f:id:TommyBackpacker:20151004072716j:plain
◇重慶大厦1階にあるインドカレー屋(上記写真左手)カレー屋の前には携帯電話を売る怪しげな雰囲気

 
スポンサーリンク
 
 
 

重慶大厦のインドカレー

重慶大厦内には数多くの携帯電話やSIMなどを販売している店舗が目立つ。また、飲食店も数多くある。その多くがインドカレー屋だ。僕は1階のインドカレー屋に入った。

f:id:TommyBackpacker:20151004090655j:plain

入口のショーケースから好みのカレーを選び、ライスかナンかを伝えて席に着く。店の様子を眺めていると、どうやらこれらのカレーは重慶大厦の上階ですでに調理されていて、1階のショーケースに運ばれているようだった。そのカレーは客から注文を受けると電子レンジで加熱されてテーブルに運ばれる。

さて、注文したカレーにナンではなくライスを付けてみたが、このライスの量が多すぎる。どう見ても大きい茶碗2杯分はある。とてもじゃないが食いきれずに残してしまった。そのカレーの料金は55HKD。日本円で約850円。正直安いとは言えない。これが香港の物価である。

f:id:TommyBackpacker:20151004093224j:plain

後に香港在住の友人に聞いた話しだが、重慶大厦でインドカレーを食べるならB座3樓B室にある「TAJ MAHAL」が美味しいらしい。重慶大厦入口でカードを配っているので、それを店舗で提示すると10%オフになる。誰か試していただき、感想をもらえたらと思う。

最後にひとこと

 

f:id:TommyBackpacker:20151004094157j:plain


深夜特急が世に出たのは今から約30年前の1986年。時代は変わり当時の怪しい雰囲気は薄れたものの、ほんの少しだけ怪しい雰囲気が残る重慶大厦は、B級世界遺産に認定したい建物と感じたのであった。

 

f:id:TommyBackpacker:20151004094159j:plain


▼ 重慶大厦の他の記事もどうぞ!

blog.tommy-bp.com

blog.tommy-bp.com

 

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

 

 

anan (アンアン) 2016/09/07[魅惑の香港]

anan (アンアン) 2016/09/07[魅惑の香港]

 

 

 

スポンサーリンク