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バックパッカーに憧れて

BPスタイルのアジア旅行記と格安航空券や旅の情報

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味の素っていう会社に香港の大衆味覚を感じた話し

香港 アジアの食事

2015.09.17(初日)

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重慶マンションの宿を確保すると、早速昼時の香港の街へと出た。まずは食事だ。昨夜以来まだ口に何も入れていない。僕は重慶マンション前のネイザンロードを渡ると西へ向かった。目指したのは大衆的な飲食店だ。大きな通りの裏道には必ず小さな大衆的な飲食店がある気がする。北京道から漢口道へ。さらに宜昌街に入るとコンビニやテイクアウト専門の飲食店が見えた。そしてその向かいに、いかにも大衆的な飲食店を発見した。勘は見事に的中。気分は高揚し、入店することに決めた。

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中国語で書かれたメニューを見ると、麺からご飯ものまで一通り揃っている。僕は香港で食べたいものがあった。それは海老が入ったワンタンだった。海老は元々大好きな食材で、それがワンタンになると喜びが倍増する。さらにメニューを左から右へと見てみる。すると牛肉の文字が目に入った。やはり中華圏に来たら牛肉というイメージもある。僕は一回の食事で摂る食は細い。どちらかを選ぶ必要がありどうしようかと迷っていると、壁に貼られたメニューに目がとまった。
 
「雲呑牛肉麺」
 
ワンタンと牛肉が入った麺のことだろう。僕は迷わずその品を注文した。そして食事が運ばれてくる間に、メモ帳やカメラなどの整理を始める。すると注文した品がすぐさま運ばれてきてしまった。オーダーから2分くらいだろうか。その理由は器の中の麺の太さを見てすぐに分かった。少々湯がいたくらいでいい細さの縮れ中華麺。そこにすでに調理されたワンタンと牛肉を載せ、スープをかけたのだろう。

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早速スープから飲んでみる。

「うん、美味い」

次にワンタンを口に入れてみる。

「あれ?海老が入っている!」

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パンパンに膨れ上がったワンタンの中にはプリプリの海老が3つ入っていた。これは文句なしに美味い。しかも思いがけずに海老が入っていたことに、感動してしまった。

次に牛肉だ。薄切りにされた牛肉は柔らかく、牛肉そのものにもちゃんと味が染み込んでいる。

「これも文句なしで美味い」

昨夜から何も食べていなかったこともあり、完食までに時間はかからず、スープも全部飲み干してしまった。
 
以前、台湾で食べたヌードルはどれもコクがなくもうひとつパンチに欠けるところがあったが、香港のこの店で食べたヌードルは良かった。

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僕はこの夜香港に6年在住している、日本人の友達に会ってこの話しをしたところ、

「香港のヌードルは具材には凄くこだわるけど、スープや麺にこだわりがないの。たぶんスープは味の素だよ」

衝撃的だった。スープに味の素を使っていたことではない。それを美味いと思って全部スープを飲み干した自分の味覚に衝撃的だった。しかし、海老の入ったワンタンと牛肉は確実に美味く、麺は少々粉っぽかったが食べれないことはなかった。問題はスープだ。言われてみれば食後の数時間、無性に喉が渇いたのは確かだった。

これこそが旅のマジックなのか。それとも単なるその程度の味覚しか自分にはないのだろうか。いや、味の素を馬鹿にしているわけではない。なんだかんだ言われている味の素の万能調味料。結局のところ美味いんじゃないかなと、香港の大衆食堂で感じたのであった。

雲呑牛肉麺を食べた店
場所:重慶大厦前のネイザンロードを渡り、北京道を直進。漢口道を右折。しばらく歩き、宜昌街を左折してすぐ左手。向かいにはセブンイレブンがある。
雲呑牛肉麺:38HKD(約589円)

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