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バックパッカーに憧れて

BPスタイルのアジア旅行記と格安航空券や旅の情報

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旅人と外国人に出会う街!やっぱり楽しい横須賀の酒場を今日も歩く!!

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2016.03某日

先月の横須賀探訪から幾日も経っていないが、再び横須賀市汐入へ来た。どうやら僕はこの街が気に入ってしまったようだ。今日の目的は酒場の一点。訪れた酒場は、客のほとんどが外国人の立ち飲み酒屋「ヒデヨシ商店」 だ。日が沈み暗くなった通りにぼんやりと光る店舗の看板は、歴史を感じる昭和の佇まい。それは外国人だらけの客層と新参者というアウェイな環境の僕にとって心を落ち着かせる外観だった。

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店内へ入ると相変わらずの光景が広がっている。多くの外国人と日本人。壁一面に貼られた1ドル紙幣。先月訪れたときとなんら変わっていない。ただ今日は外国人より日本人の方が若干多い気がする。

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まずは大瓶のビールで喉を潤す。料金は390円だから財布の中身を気にしないで飲むことができる。僕はメーカーが作ったビールは安ければ安い方がいいと思っている。なぜならどこで飲んでも中身は同じだからだ。そんな調子だからビールの値段が高いと少しムッとしてしまうところがある。

あれはマレーシアへ行ったときだった。世界遺産の街、マラッカのチャイナタウンの店舗でやはりビールを飲んでいた。通りの名前は「ジョンカーストリート」と言い、チャイナタウンの東西を結ぶ通りに、週末になると多くの夜店が並んで雰囲気が良かった。それなのに、なんとなく楽しい気分になれない。旅が楽しくないわけではない。理由は単純で、マレーシアのビールの値段だった。このことを旅行作家の下川裕治さんに聞いてみたことがあった。すると下川さんもビールの値段が高いとムッとすると答えていた。

マレーシアで飲む瓶ビール、例えばタイガーの値段は約18マレーシアリンギット。日本円で約500円だから、ヒデヨシ商店より110円も高いことになる。さらにマレーシアでの食事を考えたとき、インド人街へ行けば1食100円で済ませることもできるため、ビールの値段は約5倍になる。これがなんとなく楽しい気分になれない原因だった。

それに比べ、ヒデヨシ商店のビールの値段は安価でこれだけで楽しい気分にさせてくれる。そこに今日は僕の友人、タカちゃんが加わったからさらに楽しい夜となった。

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◇ビールを飲み干す友人・タカちゃん

タカちゃんと出会ったのは2年前の台湾だった。台北の日本人宿のドミトリーで隣同士になったのが仲良くなったきっかけだ。僕は東京から台北。台北からクアラルンプール経由でホーチミンへ。さらにホーチミンからバンコクという旅だった。一方、タカちゃんは東京から台北。台北から沖縄という旅の最中だった。

そんな彼の旅のきっかけは僕と出会った2年前よりほんの数年前のこと。初めての海外渡航で選んだ先が台湾であり、同じ台北の日本人宿だった。そこで出会った人達と着いた初日から朝まで酒を交わす仲になり刺激的な夜を過ごしたそうだ。その初日に出会った人とは今でも交流があり、そのことが旅にハマったきっかけとなった。その後タカちゃんはタイやネパール、カンボジアをはじめ、長期の休暇を利用して主にアジアを旅するようになる。数カ月前の年末年始には北アフリカ北西部のモロッコへ旅してきたそうだ。

僕は主に東南アジアしか旅をしていないからモロッコのことは分からない。しかし、モロッコは国教がイスラム教だからアルコール類の摂取が難しい印象がある。しかし、販売されているところはあるらしく、値段は100円から200円くらいとのこと。また、ワインやウオッカなどは日本と変わらない値段で販売されているらしい。この辺りは元々フランス領というのが影響されているのだろうか。

そしてこの春、タカちゃんは東京からバンコクへ入り、さらにお気に入りのシェムリアップに滞在するそうだ。一方僕はベトナムのハノイからホーチミンをのんびりバスで旅する予定でいる。お互い同時期に東南アジアへ渡航するが、国が違うので会うことはなさそうだ。だからというわけではないが、今夜は横須賀で落ち合っている。

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◇いわし団子:1本170円。味、食感ともに口に入れれば頷くしかありません

ヒデヨシ商店のボリューム感のあるおでんは春の到来と共に終了していた。その代わり、いわし団子とネギ団子がメニューに加わっていた。どちらも1本170円で、おでん同様にサイズが大きく味も絶品だ。

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酒は進み僕とタカちゃんと、同じく客で訪れている外国人のMさんとの3人の会話になった。横須賀は基地の街だから客も軍人ばかりかと思いきやそうでもない。Mさんはアメリカ資本の大手卸小売業の社員で、この街が大好きなんだそうだ。そんなMさんの足元には大手コーヒーショップの紙袋が置かれていた。中身は季節柄、ホワイトデーのプレゼントだと話す。さらに、「日本はなぜホワイトデーがあるんだ?」とも話していた。ホワイトデーはどうやら日本独特の文化らしい。

話は続き、話題は僕ら日本人の語学力になった。タカちゃんは英語が喋れないと言いながらも全然喋れていて、僕は肩を落とすしかない状況だった。それでも僕は海外を旅しているから、英語が喋れないという理由で旅を敬遠している人がいるなら、足を踏み出す勇気という点では僕を参考にしてほしいと思うのだが、会話となるとやはり現実を突きつけられる。

Mさんは言う。

「日本の教育で何を勉強してきたんだ?」

もうこれには黙って下を向くしかなかった。

日本人の英語が話せる割合は一説によると3割くらいと言われている。旅先や酒場でちょっと話すくらいの割合を入れたら5割とか6割くらいにはなるのだろうか。イエスやオッケーなどを入れたら、これは10割になってしまうし、そもそも喋れたうちに入らない。さらに日本人のパスポート保有率は20数パーセントと言われており、英語が喋れなく、パスポートも持っていない人がどれだけ多いかが分かる。

もっともパスポートに関しては、期限が切れたり、社会全体の高齢化もあるので、海外へ行ったことのある割合は別になると思うのだが、英語なんて喋れなくても、海外なんて行かなくても、日本は生まれてから墓場まで国内で生きていける、ある意味いい島国なんだと実感する。

それと同時に思い出したことがあった。その昔、外国人に対して「日本に来たんだから日本語喋れ」なんて言っていた中高年を目撃したが、そんなのあの当時からだって通用していないんだよね。


ヒデヨシ商店

〒238-0042 神奈川県横須賀市汐入町2ー45
営業時間:9:00〜21:20(ラストオーダー21:00)
定休日:不明
支払いはキャッシュオン。トイレは女性のみ店内。男性は外の公衆トイレを使用。 


◇ヒデヨシ商店の場所

 
過去のヒデヨシ商店に関する記事はこちら!!

blog.tommy-bp.com

 

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ヒデヨシ商店の閉店時間は21時。さて、これからどうするかと思っているとMさんが、この近くにチューハイスタンドがあるというので連れて行ってもらうことになった。翌日仕事だから早く帰るというMさんを半ば無理矢理誘ったとも言える。

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店内に入ると寿司詰めのぎゅうぎゅう詰めの大混雑。これには腰を抜かす勢いだ。それもそのはず店内は1坪あるかないかの広さで、さらに各チューハイは1杯300円というから繁盛するのも当然のことなのか。

それにしてもこの街の彼らは、ほんとにチューハイが好きだ。バドワイザーやジャックダニエルを飲む姿はそこにはない。前回横須賀を訪れた時も客の外国人のひとりは、ウイスキーなら日本のコンビニで売っている一番安いのが美味いと話していた。おそらくトリスのことだと思うが、彼らは安くて大量に飲めればいいのか。それとも味覚の問題なのだろうか。もちろんトリスを否定するわけではないが、彼らの味覚は日本人よりも劣っているといわれている。

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店内の壁に目をやると、ヒデヨシ商店で見た同じ景色が見える。この店にも1ドル紙幣に描かれた数々のメッセージ。なかには戦地で命を落とした人の紙幣もあることだろう。

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酒はさらに進み、Mさんは「あの女はどうだ?」「この女はどうだ?」と聞いてくる。それはどれも太目の女性ばかりで、当のMさんのタイプはというとスレンダーな女性だと話す。どういうことか。ユーモアで茶目っ気のあるMさんにはチューハイを1杯ごちそうになった。今度会ったときには僕がごちそうしなければならない。


クレイジーチューハイが飲めるスタンディングバー 「YAKITORI isis」

住所:横須賀市本町3−12 熊谷ビル1F
営業時間:15:00〜25:00
定休日:なし
支払いはキャッシュオン


◇クレイジーチューハイの店「YAKITORI isis」の場所

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立ち飲みや狭いバーの空間は、他の客との距離感が近く交流が図れるところが良い。そこに元気なマスターや庶民的な店主がカウンターに立てば、店側と客側もさらに距離感が縮まる。この距離感が苦手な人にはこのような酒場は向かないと思うが、幸い僕は距離感が近い酒場が大好きだ。

では、そこに外国人が加わるとどうなるか。やはりその空間がもたらしてくれる効果はあるようで、たとえ拙い英語でも距離感がグッと近くなるから不思議なものだ。

そして海外で出会った友人との交流。これも海外へ旅に出なければ出会わなかった人たちだ。旅の評価や価値は自分にしか下せないと思っているが、何処そこに行って何処そこを見ただけが旅ではない。そこで出会った人も財産なんだと改めて実感させられる思いだ。

「人と街と酒場と音楽はセット」

英語が拙い僕は今夜も外国人が集う酒場を歩いている。

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