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バックパッカーに憧れて

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【集集線】二両列車のゆるり旅 〜台中駅から集集駅編〜

台湾

台湾滞在:2016.03.20〜24
世の中には鉄道好きの「鉄ちゃん」と呼ばれる鉄道オタクが存在する。鉄道に乗ることが好きな「乗り鉄」、写真を撮ることが好きな「撮り鉄」など、偏に鉄道オタクといってもその種類は様々だ。僕は鉄道オタクではないが、一両列車や二両列車など少数編成の鉄道を見るとどこか愛らしく感じてしまい、ついつい眺めてしまうことがある。

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その少数編成の鉄道を東京で見る機会は少なくない。三軒茶屋と下高井戸を結ぶ二両編成の東急世田谷線、動物園のモノレールで二両編成の上野懸垂線、一両編成の都電荒川線などがお馴染みだろうか。また、神奈川県に目をやると通勤通学の時間帯は四両編成になるものの、二両編成の江ノ島電鉄(以下江ノ電)は有名だ。特に鎌倉高校前駅に隣接する坂道の上から江ノ電越しに見る湘南の海の風景は格別で、鉄道好きでなくても思わずカメラのシャッターをきりたくなる。人気漫画「スラムダンク」や、2人組アーティスト「ゆず」のPVなどで有名な場所なので、知っている人も多いはずだ。

そんな少数編成の鉄道が台湾にも幾つかあることを知った。基隆河中流沿いを走る平渓線。嘉義と阿里山を結ぶ森林鉄道の阿里山鉄道。そして今回目指す集集線(ジージー線)だ。場所は台湾中部に位置する彰化県二水郷にある「二水駅」から南投県水里郷にある「車駅」まで、全長29.7kmの行き止まりローカル線で二両編成の列車である。

今回の台湾滞在は肩肘を張らないゆるりとした旅がテーマだった。そんなゆるりとした演出にローカル二両列車はうってつけだった。ただ宛もなく風景を眺めては物思いに耽る。そんな時間があってもいい。僕は滞在している台中から集集線を目指して南へ向かった。

台中駅から二水駅への行き方

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◇集集線へ向けて旅のはじまりは台中駅から


まずは集集線の始発駅二水まで行かなくてはならないが、列車の種類と読み方が少々複雑である。それは以下の通りだ。

  1. 特急:自強号
  2. 急行:莒光
  3. 快速:区間快車
  4. 普通:区間車

切符の購入は自動券売機ではなく、窓口を使用した。紙に書いた「二水」の文字を見せると快く発券してくれて出発時刻も書いてもらえた。発券された切符は10時50分発の斗六行き区間車で所要時間は約1時間。言葉が通じなくても切符の購入になんら問題はなかった。

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◇台中→二水 72TWD。日本円で約250円(区間車)
 

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◇列車の案内板。赤い文字がパンチが効いており、目にガツンときます

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◇2番ホームに斗六行き区間車が進入してきました

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◇車内はガラガラ。平日だからでしょうか。台中だからでしょうか。分かりません

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台湾に来てから天候ははっきりしなく、毎日1回は雨がしとしとと降っている。その降る様子は日本の長梅雨のようであった。台湾の3月の天候は例年こうなんだろうか。

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台中駅から約1時間。二水駅に到着。ここから集集線に乗り換えるわけだが、集集線の時間帯によっては二水で昼食を摂ろうと考える。

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◇集集線二水駅の時刻表

現在の時刻が11時56分。12時発が差し迫っている。その次は13時20分。食事をするには長すぎるので、このまま12時発の集集線に乗ることにする。

 

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普通に切符の購入に走ろうとしたとき、集集線には乗り降り自由な1日乗車券が存在していることを思いだした。確か台中駅でも購入できたはずだが、ここ二水駅で購入することにした。運賃は90TWD。乗車券には78TWDと表記されているが、値上げしたものの乗車券はそのままのようだ。それともぼったくりではないだろうか。一瞬頭をよぎるが、まさか台湾に限ってそれはないだろう。

二水駅から集集駅へ!二両列車のゆるり旅

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1日乗車券を手にしたあとは、いよいよ12時発の集集線へ乗り込む。てっきり哀愁のある車両を想像していたが、目の前に現れた車両はカラフルにコーティングされた車体。古びた車両の方が味わいがあっていいと思うが、これはこれで受け入れられた。

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車内もまたカラフルな内装に仕上がっており、車両の途中には特徴的な形をした仕切りがある。乗客に目をやると高齢者の姿が目立つ。集集線は人気の観光スポットらしいが、平日のせいか若い人の姿はほぼ無に近い。

さて、この集集線、二水駅を出ると源泉駅、濁水駅、龍泉駅、集集駅、水里駅、車駅と全7駅のローカル線だ。僕はこのなかでも路線名になっている集集駅を目指した。

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集集駅周辺の散策

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二水駅を出て約30分後、集集駅に着いた。集集駅は日本統治時代に建てられたヒノキ造りの木造駅舎で有名だ。僕はこれを一度見てみたかった。とても小さな駅舎だが、哀愁漂うノスタルジックな駅舎は見ていて飽きない。その駅舎も1999年9月21日に発生した台湾大地震、いわゆる9.21大地震によって倒壊したものの2002年に復旧、現在に至っている。

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◇駅前には機関車が展示。その昔運行していたのでしょうか

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◇ノスタルジックな木造駅舎はオールウェイズの世界

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駅前に出ると台湾独特なカラフルな看板が目に飛び込んでくる。日本に例えると地方の小さな街の駅前に似ている印象がある。僕は街を歩く前にまずは駅前の飲食店で昼食を摂ることにした。

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◇入店した飲食店

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注文したのは牛肉麺。台湾のヌードルといえばコレだという一品だ。僕は台湾のヌードルはコクが感じられずいまいちな印象を持っているが、ここの牛肉麺は過去のそれと比べて満足な一品だった。シトシトと降りしきる冷たい雨に温かい牛肉麺が身体に染み渡る。

・牛肉麺:80TWD(約270円)

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食事を終えて店を出るときだった。店主と思われる男性が「日本人?」と聞いてきた。旅を続けていると「何々人?」みたいな光景に出くわせることはあるが、こと台湾、特に台北ではそのような経験は無かった。振り返れば台中で食べた市場飯の店員や夜市の店員しかり、日本人に優しい台湾を感じることができるのは、きっと都心の台北よりも地方都市の方が感じられるのではないだろうかとこの店で感じた。僕が持参した折りたたみ傘を店主の妻と思われる女性から丁寧に受け取ると店をあとにした。

 

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◇今回の位置関係


本来ならば集集の街で青空のもと、自転車をレンタルしてサイクリングを楽しもうかと思っていた。しかし、あいにくの雨模様。サイクリングを断念して街を歩くことにした。

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◇集集駅を背にして北へ歩くと「集集古街」へ出る

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その名の通り古い建物が目につく。この通りは週末になると市場でも出るのだろうか。平日の昼間は閑散としている。

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集集古街を歩くと寺院が現れた。どうやら「廣盛宮」という名前らしい。調べてみるとこの寺院は元々ヒノキで造られていたらしいが、9.21大地震によって倒壊。その後鉄筋コンクリート構造物として復旧したようである。

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屋根の上を見ると龍が見える。中国で龍は王権を意味するもので、台湾の寺院には必ずといっていいほど龍が存在している認識だ。色使いはヒンドゥー教を彷彿させる色使いで見ていて楽しくなってしまう。

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何気なく入ったこの寺院。規模は小さいものだが、とにかく内外部含めて立派だ。そして人のいない静けさもちょうどいい。

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◇柱も立派。この柱はヒノキなんだろうか

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◇上を見上げれば細かい装飾の天井。これはかなり美しく感動ものである

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実は集集の街では「武昌宮」という大きな寺院がある。そこは9.21大地震で倒壊したまま保存しているとのことで行ってみようと思っていたが、少々距離があるのと次の列車の時間とのかね合わせで徒歩による駅周辺の散策に切り替えた。しかし思わぬ寺院と出会えて良かった。僕はタイの寺院は結構好きな方だが、台湾の寺院も悪くないと感じた。

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廣盛宮をあとにすると民生路を東へ歩いた。こんな小さな街でも警察署が存在しているところが、治安の良い台湾と言われるところだろう。これは日本と似ているところだ。

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この辺りは一応街の中心部なのだろうか。警察署の向かいには郵便局がある。そして台湾の街を歩くとよく見かける赤と緑の2種類のポストの存在。左の赤色は国内専用で、右の緑色はエアメールと速達専用となっている。

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◇公民館のような建物。これも相当古い歴史を感じさせる建物である

 

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◇排水口の蓋

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通りを歩いていると遠くの方から大音量の音楽と歌声が聞こえてきた。何やらカラオケ大会でも開かれているのかと思い、酒でも飲んで混じっちゃおうかなと考えていたら、なんと葬式の真っ最中だった。

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しかも通りを挟んで二件の葬式である。そのカラフルな出で立ちと音楽からは一見葬式とは思わない。しかも道路で葬式とは、台湾の葬式とはこういうものなんだろうか。それともこの地域だけの風習なのかは分からない。

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◇民生路を途中で右折し、集集線沿いまで来た

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◇集集線のすぐ横には線路跡がある。昔の集集線はここを走っていたのだろうか

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◇その証拠だろうか?駅舎の跡らしきものもある

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◇そしてすぐ側を通過する集集線。これは爽快でいい

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◇南国を感じさせる景色。それにしても真っ直ぐな線路は気持ちが良い。雨もあがって気分爽快だ

 

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◇おっ!機関車が見えてきたぞ。しかしこれはレプリカというかおもちゃな感じ

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◇集集線沿いのお散歩コースはここで終了

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◇集集駅の時刻表

集集駅に12時30分頃に到着をして、昼食を摂り、途中お茶をしながら休憩を挟んで所要時間は約2時間30分。集集街の散策を終えることにした。次の目的地は終点の車駅。15時13分の列車に乗車することにした。それを逃すと次は16時33分だ。集集線は本数が少ないので、目的の駅に着いたら街を散策する前に時刻表の確認をすることをおすすめする。

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さあ、車駅へ向けて出発進行!
ちょっとゆるりとしすぎた感もあるが、さらにゆるりと山の中へ。
次回は車駅と水里駅周辺の記事になります。

つづく

 

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