バックパッカーに憧れて

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バックパッカーの僕が旅で得たもの、失ったもの

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こんにちは!

Backpackers WireのYoshi(@yoshi_bpwire)です。

 

今回、バックパッカーに憧れてのトミーさんとのコラボ企画として、こちらのブログで寄稿させていただくことになりました。

 

かつて僕がまだ大学生で、海外一人旅に憧れていた時に見ていたブログが、この「バックパッカーに憧れて」でした。

 

僕もまさに「バックパッカーに憧れて」いたのです。

 

20歳の夏に、初めて東南アジア1人旅に踏み出して以来、海外一人旅にはまっていきました。

 

ハマりすぎて勢いで旅ブログをつくり、このブログがキッカケでトミーさんと親しくなったのです。

 

旅と同様に、人生も何が起こるか本当にわからないですね。

 

今回は、トミーさんからのリクエストで、僕が海外一人旅をする中で「得た」もの、「失った」ものをご紹介します。

 

「海外一人旅をして一体何が得られるの・・・?」

 

そんな疑問を持ったことがある人は、ぜひこの記事をご一読ください。

 

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海外一人旅で得たもの

プルタブのネックレス

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Photo By Yoshi

 

それは、カンボジアのシェムリアップのことだ。

シェムリアップは、一度は聞いたことがあるだろう世界遺産アンコール・ワットの最寄りにある街。 

 

僕は、タイからカンボジアへ国境を超えるバスであったシュージ君と夕食に出かけたのだった。

当然、初めて来た街なのだから、どこが良いお店なのか知るよしもない。

こう言う時の鉄則は「混んでいる店は外さない」だ。

 

シュージ君と目ぬき通りにある賑わっていたオープンレストランに入る。

すると、カンボジアスタッフ、ジェム君が親しげに話しかけて来た。

「やあ、君たちはどこから来たの?」

日本だ、と答えると、彼は笑顔を浮かべている。

 

しばらくして、オーダーしたフライドライス(炒飯)がやって来た。

カンボジア料理はタイ料理と違って、あまりスパイスが効きすぎていない。

その意味では、日本人の口にも合いやすい。

 

フライドライスを頬張りながら、シュージ君と今日1日の旅を振り返る。

「アンコール・ワットはマジでデカかったね」

その日、通りでトゥクトゥクを拾ってアンコール・ワットを1周したのだった。

さすが世界遺産だけあって、アンコール・ワットは1つの街のようだ。

 

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Photo by Yoshi

 

シェムリアップは、ナイトマーケット(夜市)がとても活発で、毎日多くの観光客で賑わっている。

けたたましいトゥクトゥクの走る音、客引きの威勢の良い声が通りに響く。

「カンボジアは最高だね!」

僕が思わずこう叫ぶと、近くにいたジェム君は、はにかみながら嬉しそうな表情を浮かべていた。

 

しばらくして、ジェム君が僕たちのところにやって来た。

手には、ビール缶のプルタブを繋げたネックレス。

「僕たちの出会いの記念にこれをあげるよ」

彼はその手に持ったネックレスを僕に手渡した。突然のプレゼントに、僕はとても驚いたのだった。

 

それまで僕が持っていた途上国のイメージといえば、貧困、汚い、危ないといった類のものだった。

カンボジア人ジェム君からのプレゼントは、僕の途上国のイメージを崩すには十分だった。

 

どこか途上国だから、と日本で生まれて持ち続けていた偏見が恥ずかしくなった。

彼は自分がいる場所で、一生懸命輝いて生きていたのだ。

 

「郷に入れば郷に従え」という考え方

僕が旅した東南アジアは、色々な意味で自由だ。

日本の生活が当たり前だと思っていると、カルチャーショックを受ける。

日本ではありえない!ということが、海外では普通に起こっている。

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Photo by Yoshi

 

例えば、タイの古都アユタヤを訪れた時のこと。

ゲストハウスの人から、近所でナイトマーケットがあるので、そこでご飯を食べると良いと勧められた。

実際に足を運んでみると、そのマーケットは見る限り現地人しかいない。

平日にも関わらず、たくさんの屋台が並んでおり、ご飯を求める人、買い物をする人で賑わっていた。

まさに東南アジアの縮図のような場所である。

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Photo by Yoshi

ある屋台で、鶏の唐揚げを注文した。

高校生くらいであろう男の子が、取り分けてお皿を渡してくれた。

 

「美味しいね、これ!」と頬張る僕ら。

いい匂いに釣られるのは僕ら人間だけではない。

ここは青空のナイトマーケット。たくさんのハエたちも匂いに引き寄せられ、集まってくる。

 

ふと別の屋台を見ると、屋台に並ぶ生肉には無数のハエが集まっている。

日本であれば、真っ先に保健所が飛んでくるであろう。

 

ハエを払いながら、少しでも衛生的に食事しようと奮闘する僕ら。

ふと横目をやると、先ほどの少年がお皿を洗っていた。

無意識に、彼の動きを観察してしまう。

 

汚れたお皿はタルに入った洗剤水にさっと通され、そしてペーパータオルで拭きあげられた。

彼はすぐに次のお皿を同じようにゆすぎはじめた。

 

「全然綺麗に洗ってないじゃないか!」

そんな風に笑った僕だが、自分の手元のお皿も例外であるまい。

ゲストハウスに帰宅したのち、お腹を壊さないように、そっとビオフェルミンを飲んだのだった。

 

僕らはあくまで外国人。お邪魔させてもらっている身分である。

日本の考えを押し付けるのではなく、彼らの生活を尊重して倣らうのがマナーであると学ばされた。

 

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海外一人旅で失ったもの

トラベルログブック

それは、カンボジア・シェムリアップでの出来事だ。

僕は、2週間におよぶ東南アジア旅最後の夜を迎えていた。

 

明日の夜には、カンボジアの首都プノンペンから日本に帰るフライトに乗らなくてはいけなかった。

そのためには、夜行バスでプノンペンに移動しなくてはいけない。

23時半ごろ、宿へのピックアップバンがやって来て、いざ最終目的地であるプノンペンへと向かう。

 

今回利用したのはVIPバスというタイプのバスだ。

2階建で、シートが _/  のように傾斜があり、夜は横になって寝ることができる。

シェムリアップ=プノンペン間はおよそ5時間ほどの道のりだ。

バスに乗り込むと、旅の疲れが溜まっているのかあっという間に寝てしまった。

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Photo By Yoshi

気づくと、バスはプノンペンに到着していた。

プノンペンはカンボジアの首都である。

シェムリアップとは違い、高層ビルが立ち並び、ここが発展途上国であることをまじまじと感じさせられる。

バス乗り場からトゥクトゥクを拾い、バスで一緒になった日本人たちに便乗してゲストハウスへと向かった。

 

ゲストハウスに着き、僕はトラベルログブックを取り出そうとした。

トラベルログブックとは、僕がこの東南アジア旅で使ったお金や思い出を記録していたノートである。

旅では、こういったシンプルなものが意外と思い出になる。

 

だが、トラベルログブックを探してもカバンからは見つからない。

慌ててゲストハウスのスタッフに事情を話し、バス会社に電話してもらった。

探すのに時間がかかるという。夕方、折り返してくれるとのことだった。

 

僕のフライトは夜である。さほど時間の余裕はない。

せっかくプノンペンに来たのだから、と街に繰り出すことにした。

 

プノンペンはかつての独裁者ポル・ポトが残した負の遺産が今なお残っている。

通称S21やキリングフィールドと呼ばれる場所である。

数ヶ月で国民が半減したというおぞましい歴史は、どんな言葉をかけてよいかわからない。

 

観光を終えゲストハウスに戻って来ると、宿のスタッフがこう言った。

「バスになかったみたい。残念ながら」

 

トラベルログノートに書かれた情報は、ただの支出メモにすぎない。

無くしたからといって、大きな問題があるわけではなかった。

しかし、そのノートは情報以上に、僕の思い出が詰まっていた。

 

ノートを無くした喪失感は、旅の終わりを告げる寂しさと入り混じって僕を包んだ。

 

僕の思い出のノートは、今もカンボジアのどこかに眠っている。



おばあちゃんの1万円

20歳の夏、僕ははじめて海外一人旅に出かけたのだった。

出発直前、おばあちゃんに会ったときのこと。 

「東南アジアに1人で行くんだ!」

高らかに宣言した僕の言葉を聞いて、心配性のおばあちゃんは「これを持っていきなさい」と1万円をプレゼントしてくれた。

僕は、その1万円を万が一トラブルに逢った時の非常用として、服の下に付けるマネーベルトに入れたのだった。

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Photo by Yoshi

 

東南アジア1人旅の2日目、タイの古都アユタヤを旅していた時のことだ。

アユタヤでは、市内をゾウに乗って15分ほど散歩するツアーが人気だ。

 

「東南アジアに来たんだし、ゾウに乗りてえ!」

そう考えた僕は、500B(=1,500円)という観光客価格であるゾウ乗りに参加した。

 

料金を支払う段になって、自分の日常使いの財布に入ってるお金が足りないことが発覚。

僕はお財布を3箇所に分けて持っており、大金は基本的に隠し財布に入れている。

 

その時、マネーベルトには、両替してあるバーツ(タイのお金)が入れてあった。

「マネーベルトにまだお金があるはず!」と、人目につかないように、受付の脇でこっそりとお金を取り出した。

 

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Photo by Yoshi

 

アユタヤでのゾウ乗りは、なかなかエキサイティングだ。

ゾウの上に設置された椅子に乗って、アユタヤ市内をゾウとともに闊歩する。

高さが1.5mほどあるので、歩いている時と眺めが違い、古き遺跡群がとてもよく見えるのが人気の理由だ。

 

「昔の王族も、こうやってゾウに乗っていたのかな・・・」

思いを馳せながら、あっという間に15分が経ってしまう。

 

ゲストハウスに戻ったあと、今日使ったお金を計算している時のこと。

ふとマネーベルトを開けると、あるはずの1万円がどこにも見当たらない。

「しまった!ゾウ乗りの場所で落としたんだ・・・」

さっきまでのテンションは飛んでしまい、後味悪い気持ちになった自分がいた。

 

「まだ旅は2日目なのに、本当に大丈夫なんだろうか」

一方で、もう1人の僕がこう言った。

「1万円ごときで落ち込むな!旅は始まったばかりじゃないか」

そういって1万円紛失事件のことは無理やり忘れることを決めたのだった。

割り切って明るく旅を再開した僕は、その後バックパッカーにズブズブとハマっていった。

 

旅では、いろいろとトラブルがある。時には、気分が落ち込むようなこともあるかもしれない。

しかし、そのような時こそ、「旅を楽しむ」という決断が重要だ。

旅は、自分の気持ちで変わってくるのだから。。。

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私、Yoshiが運営する旅行メディア「Backpackers Wire」は、これから海外一人旅に出たい!と思っている方に、旅行のコツを紹介するサイトです。

海外一人旅をはじめたい方向けの連載企画「はじめての海外一人旅講座」のほか、東南アジアを中心とした旅行ガイド、格安航空券の探し方などの情報を発信しています。

もしご興味があれば、ぜひご覧くださいね!

『バックパッカーに憧れて』 筆者より

Yoshiさん、当ブログへの寄稿ありがとうございました。Backpackers Wireの記事は、主に初心者向けの旅の情報がメインです。しかし今回は、ほんの少しエッセイテイスト寄りの記事を、僕のわがままなリクエストにより書いていただきました。Yoshiさんの人柄が滲み出た、貴重な内容だと思います。

Yoshiさん、本当にありがとうございました。

2018年5月 トミー

 

>>>Backpacker Wireに掲載された僕の記事はこちら 

 

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