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バックパッカーに憧れて

BPスタイルのアジア旅行記と格安航空券や旅の情報

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歴史ある赤レンガの台中駅と公有建国零售市場で食べる男のぶっかけ飯

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台湾滞在:2016.03.20〜24

僕はいま台中駅前にいる。台中駅は竹南駅と彰化駅を結ぶ台鐡台中線の駅で、台北、高雄に次ぐ第3の都市が台中だ。その台中駅の外観に目をやると、赤レンガの洋風が鮮やかで思わず目をひいてしまう。その佇まいは見るからに歴史を感じずにはいられない。



◇台中線の位置関係

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台湾は過去、日本の統治下にあった。その統治してから10年後、日本の年号でいうと明治38年(1905年)に瓦屋根木造平屋建ての台中駅が開業された。その後大正6年(1917年)に改築された駅舎が現在の駅舎の形になる。ただし正確にいうと1999年に発生した集集大地震によって駅舎も被害を受け、過去の画像をWEB検索してみると、外観に若干の違いが見てとれる。

そんな台中駅の設計者が気になって調べてみると、建築家は日本人の松崎萬長(まつがさき つねなが)氏で、明治時代に活躍した建築家であることが分かった。松崎氏は台湾で現存する最も古い駅舎、新竹駅(1913年竣工)の設計者でもあるそうだ。

日本でこのような赤レンガの駅舎で有名なのは、やはり東京駅丸の内口駅舎だろう。その東京駅の設計者は建築家の辰野金吾氏だそうで、辰野式と呼ばれる鮮やかな様式が戦前の日本統治時代に広がり、松崎氏も受け継いだということらしい。

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さて、駅舎の看板をよく見てみると「臺中車站」と書いてある。車站が駅を意味することは、過去の台湾滞在で認識していた。しかし、台中を臺中とはなんともややこしく頭を抱えてしまう。漢字を使う日本人としては馴染みがあるようで理解に時間がかかるものが多い。さらに発音となると「タイチュウ」ではなく、「タイジョン」となるから尚更ややこしい。一言で中国語とくくってしまうが、その中身は広東語、北京語など、これならさっぱりな英語の方がまだマシかと思えてくる。

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◇駅の内部は天井が高く開放感があり、これまた美しいんです

 

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◇駅舎に向かって左手にはコインロッカーが設置されている。利用時間は9:00〜18:00で、大50TWD、小20TWD。いずれも3時間ごとの料金設定になっている

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◇アジアでバイクといえばベトナムを思い出す人も少なくないが、台湾もその多さに驚くことだろう

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台中駅を背にして北へ歩くと真っ赤な鳥居が出てきた。この通りは「八徳街」というらしい。この先に神社でもあるのだろうか。それにしては無数のバイクが駐車しており、単なる駐車場にしか見えない。

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その八徳街沿いにある建物に足を運ぶと、そこは大きな市場があった。市場の名前は「公有建国零售市場」だ。アジアの旅をしているとナイトマーケットと市場は嫌でも出会ってしまうが、僕は地元の食材が見れる市場は特に好きだ。旅の始まりに市場に出会えたのは幸先が良い。

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場内を歩くと肉屋が見えた。仕分け中の生肉を見ても、ちっとも美味しそうとは思わないが、調理済となるとその思いは一変する。

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◇調理済みのチキン。照り焼き風でそのままかぶりつきたくなります

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◇朝から活気のある市場は、見ていて元気になれます

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◇ここは那覇の牧志公設市場みたいで雰囲気が良い

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市場を歩いて目をひいたのは色鮮やかな果物だった。表面がつやつやしており、見るからに新鮮な感じがする。タイで見る果物より活き活きしているように見えるのは気のせいだろうか。リンゴは1個40TWD。日本円で約140円。正直高い。住んでいれば4個100TWDでまとめ買いがお得だ。

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◇右手の店舗は漬物屋。あぁ、この辺に住んで買い物をしてみたい

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鶏肉の部位が仕分けられて陳列されている。僕の目の前には足先の部分をまとめて購入するおばちゃんが店員と話している。購入した鶏の足先はどう調理されるのだろう。または、何かのダシに使うのだろうか。中国語が話せれば積極的に伺いたいものだ。

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場内には生きた鶏も売られており、その鶏たちは皮が剥がれた状態で売られていた。つまり新鮮そのもの。しかし、このような光景は日本で見ることはできず、グロテスクな光景に思わず目を逸らしてしまう人も少なくないはずだ。

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さて、市場の散策を終えると同じ場内にある飲食店で朝食を摂ることにした。青いメニュー板には馴染みのある排骨飯や焼肉飯の文字が見える。しかし、僕が食べたかったのは目の前のショーケースに並ぶ惣菜の数々だった。以前台北に滞在したとき、気に入ったのが惣菜料理だった。味は絶品でそのうえ料金は安いから、気にいるのに時間はかからなかった。

僕は早速目の前にいる店員に慣れない英語で注文をした。しかし、英語が伝わらない。指と数字を駆使してやり取りをした結果、この店舗の惣菜システムはこうだった。数ある惣菜のなかから4種類選ぶと50TWD。それ以下だと40TWD。どの惣菜も丼に盛られた白米の上に載せて食べる、いわゆるぶっかけ飯スタイルだった。購入した品はテイクアウトもできるが、歩道に置かれたテーブルで食すことにした。

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選んだ惣菜はチキン、ナス、キャベツの炒め物、青梗菜(チンゲンサイ)の炒め物の4種類。そこに辛味のある味噌を載せて食べる。選んだ惣菜のなかでも僕はとりわけナスが大好物で、台湾のナスは日本と比べて色味がいいと思っている。日本のナスの色味はどす黒くお世辞にも食欲がそそる色とはいえないが、台湾のナスは鮮やかな紫色で食欲が余計にそそる。

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食事には無料でスープも付いてきた。少し塩分の効いた優しい味のスープは、ぶっかけ飯と相性が良い。具材はおそらく余り物の菜っ葉だろう。そしてどこかで見覚えのあるレバーのような具材。それはタイで食べるヌードルやカオマンガイで見かける豚の血の固まり、ルアーと呼ばれるものだった。そのルアーをひとつ口に含むと味はタイとまったく一緒だが、味といっても味がしないのがルアーの特徴だ。味がしないから美味しくもなんともないが、身体に良さそうと思ってタイではいつも食べていた。そのルアーを台湾で見たのは初めてのことで、少々驚いたのと同時にタイを感じることができた嬉しさが湧いてきた。

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昨今本の売上が減少するなか、海外旅行分野の売上も減少しているらしい。それでも台湾に関する書籍の売上はまだいいそうで、日本の台湾人気は根強いものがある。しかしながら台湾書籍の多くは女性をターゲットにしているものが多い。お洒落なスイーツ店に雑貨店。さらにカフェ飯は鉄板だ。これらの店舗を否定はしないが、男の一人旅となるとどうも足が遠のいてしまう。そんな時は雑多な市場のぶっかけ飯は居心地がいい。けたたましいバイクのエンジン音を聞きながら歩道で食べるぶっかけ飯。それは旅をしていることを一瞬忘れ、まるで生活している気にさせてくれる。男の一人旅はこうでなくっちゃと納得するものの、そこには自分自身が安上がりな男ということも十分自覚しているつもりである。

市場のぶっかけ飯
場所:公有建国零售市場(大きな道路、建國路沿いの店舗)
料金:好きな惣菜4種類とスープ付で50TWD(約175円)


◇公有建国零售市場の位置関係

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