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バックパッカーに憧れて

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【台湾】泥湯でデトックス効果!関子嶺大旅社で明治ノスタルジックな宿泊

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台湾で泊まってみたい宿があった。それは古い旅館で、台湾で言うところの旅社だった。数年前、初めて台湾へ渡航するとなったとき、てっきり旅社に泊まるもんだと思いこんでいた。しかしインターネットで調べてみると、お洒落で綺麗なゲストハウスが数多く点在していて、それならば……と、気持ちは旅社よりもゲストハウスへと心が傾いていった。それでも旅社への想いは捨てきれずに今日まできてしまったが、いざ台湾へ渡航となると値段と質のバランスから、やっぱり気持ちは旅社よりもゲストハウスへと心が傾いた。それならばいっそのこと、山奥へ行ってしまおうと自ら旅社に泊まる環境をつくった。その場所は以前訪れたことのある関子嶺(かんしれい)温泉だった。

 

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旅は大まかに分けると、新たな土地を巡る攻めの旅と、もう一度行ってみたい振り返る旅があると思っている。今回は後者の方だった。青空に映える山の緑と澄んだ空気、そして世界を見渡しても珍しい泥湯の温泉。そんな静かな場所にもう一度行ってみたい、そして一泊してみたいと、前回訪れた後にしみじみ感じた事を今回実現した。

関子嶺温泉の場所 



関子嶺温泉は台南市白河区に位置しており、台鉄嘉義駅よりバスで1時間ほどかかる。

 

嘉義駅から関子嶺温泉への行き方はこちら!! 

blog.tommy-bp.com 

明治ノスタルジックな関子嶺大旅社

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関子嶺温泉のバス停を降り歩くこと2分ほどで、今回の目当ての宿「関子嶺大旅社」に着いた。外観を見ただけでそれなりの歴史がありそうな宿だが、それもそのはずで、日本統治時代の1905年(明治38年)に創立した100年以上の歴史がある旅館なのだ。これはたまらない。旅社に泊まれる夢を目の前にしたわけだが、大旅社なのだから言うことはない。

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フロントに入ると、100年以上の歴史があるようには見えない。今日まで改築、改装を繰り返したのだろうか。とても綺麗な印象を受けた。僕はフロントに立っている笑顔で感じのいい男性に今日泊まりたい意思を示すと、空きは十分にあった。料金は1泊1,000TWD(約3,400円)。部屋の内見をさせてもらったうえで、宿泊を決めた。

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◇池に鯉が泳ぐ日本庭園があります

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◇裏手には使われていない当時の正面玄関が残されているんです

気になる部屋の内部は?

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部屋はフロントからちょっと離れた上階の角部屋だった。それなりに年季の入った部屋だが、窓から入る風が気持ちがよく、即この部屋に決めた。

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その昔はこの部屋も畳だったのだろうか。旅館内には一部畳の部屋もあるらしいが、今はそのほとんどが洋風な造りになっているという。それでも、日本の古い旅館が想像できる内装ではあった。

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窓際の机には歴史を感じる黄色いバスタオルが2枚とペットボトルの水が2本あった。こんな古い旅館でも水が2本も付いているんだなと感心したが、この後水の有り難みを感じることができたのが泥湯の温泉だった。

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関子嶺大旅社に大浴場はなく、温泉は部屋で入ることができる。だが、浴槽はトイレと一緒で決して見栄えはよくない。まるで単身者向けアパートの風呂と一緒じゃないかと思ったが、香港やタイの安宿のシャワールームよりは全然マシな部類ともいえる。

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蛇口をひねると流れでる温泉。その色は灰色で、これが泥湯だった。しかしその泥はベタベタやドロドロしているわけではなく、サラサラ感のある泥湯だ。浴槽の底に少しだけ溜まった泥をすくっては、顔や体に塗り遊ぶ。これはなかなか良い。そして泥湯の特徴なんだろうか。体の芯までポカポカに温まり、顔が火照ってくるのが分かった。

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するとバスタオルを腰に巻いては部屋の外で涼む。ここで出番となるのが、ペットボトルの水だった。ゴクゴクと一気に体内に流し込んでは、外の景色をボッーと眺める。あぁ、山の温泉街にいるんだなと感じると、ただそれだけで楽しかった。

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◇目の前には山とトタン屋根だけ。温泉があればいいんです

館内はまるで迷路

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通路はほとんどが外部と接している造りになっていて、増築を繰り返したのか、まるで迷路のような造りになっている。その構造が面白く、館内を歩くだけでも面白い。

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◇夜は一段と雰囲気が出ます

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◇行く手は3つ。どれにしようかな

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夜の温泉街

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関子嶺温泉を訪れた季節はちょうどイベント期間で、近くを流れる川がライトアップされていた。がしかし、そのライトアップの怪しさといったら……、何とも言えないシュールと若干のエロスが交差するような照明だった。

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◇源泉はまるで妖怪が出そうな雰囲気です

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◇お色気ムンムンよ

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◇誰が駄目オヤジじゃ?

近場の食事処

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近場の食事処は数軒しかなく、選ぶのに困らない。山を登ればさらに飲食店の数は増えるが、長時間温泉で温まった体には気だるく、近場で済ますことにした。

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ビールのお供は塩で味付けされたシンプルなキャベツの炒め物。ニンニクが効いていて、酒が進む。

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炒麺も美味い。僕は台湾で食べるヌードルは微妙な味と思っているが、麺に「炒」の文字が入ると、格段に美味いと思っている。

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「炒」の流れから、炒飯も美味いと思っている。一番お気に入りの店と比べると……という思いはあるが、大体どこで食べてもハズレはないと思って台湾を旅している。

・キャベツの炒め物:100TWD
・炒麺:70TWD
・炒飯:70TWD

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ビーチと違って山に誘惑はない。山に篭って執筆や作業、トレーニングをする人の気持ちがよく分かった。食事処はあるものの、この温泉街には酒場やスナックの類もない。あるのは自然と温泉だけだ。自然と夜は早くなる。

山は朝が気持ちよかった

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朝の4時。まだ夜が明ける前に目が覚めてしまった。それは早く床についたからではなく、山の鳥たちが一斉に朝を告げるため鳴き出したからだった。囀りなんていうレベルではない。ピーチクパーチク、ギャーギャー、ピーピー、まるで鳥の音楽会が開催されているかのようだったが、クラシックというより、ハードロックやヘビーメタルバンドのような朝を迎えた。

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山の夜は早かったが、その分朝が気持ちよかった。遠くへ見える白い空気は朝もやか、それとも温泉の湯気か。青空が映えてとても気持ちがよかった。そんな景色を見ては、朝風呂の温泉に入る。こんな生活が全然退屈に感じないから、最低でも1週間は滞在できるなと感じた。僕は駄目人間のスレスレを生きているのかもしれない。

泥湯のデトックス効果

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朝気づいたことがあった。それは今まで経験したことのないほど、大量の目ヤニが付いていたことだ。目ヤニは目の周りからまつげまでびっしりとこびり着いている。おそらくここの泥湯と関係していることは間違いないだろう。そう言えば何となく目がスッキリした感じもある。こういうのをデトックス効果というのだろうか。目から老廃物や毒素が抜けたのかもしれない。嫌なものは全部関子嶺温泉に捨てていこう。もうちょっと滞在していたい気持ちを抑えて、宿をチェックアウトした。

関子嶺大旅社
住所: 732 台湾 Tainan City, Baihe District, 20號
電話:(06)6822321
料金:1,000TWD/1泊(平日)
設備:エアコン、ファン、テレビ、冷蔵庫、ポット、ドライヤー、バスタオル2枚、クシ、トイレ&温泉室内、水2本

その他:旅館の人がいい感じ、全体的にゆるりとした雰囲気、宿泊予約サイトやネット予約はない、Wi-Fiはない
(宿泊時期:2016年10月)

  


◇関子嶺大旅社の場所 

湯けむり台湾紀行―名湯・秘湯ガイド (Taiwan通 3)

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わたしの台湾・東海岸:「もう一つの台湾」をめぐる旅

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