皆さんいかがお過ごしですか?
など、ホスト滞在型のAirbnbならではの質問もされました。今回はそんな友人、知人にされた質問と僕の答えを、当ブログにて公開して、これからAirbnbでホスト滞在型の民泊運営を考えている人の参考にしていただけたらと思います。
貴重品とか盗まれないの?
結論から言います。
それどころか、
物が減ることはなく、増える一方なのです!
たとえばシャンプーやボディーソープ。もちろん我が家でもゲスト用に用意していますが、自分のお気に入りの物を持参する人も少なくありません。そんなゲストがチェックアウトすると、大概の人は置いていくんです。これは、旅の終わりであとは自国へ帰る人だったり、機内持込みができないなどの理由があると思います。
計30泊ほどしたゲストは「お世話になった」と、自分が使っているジッポライターとオイルを置いていきました。これにはホストの自分もびっくり。そんな気持ちに感動してしまいました。
また、食べきれなかった食材や、お土産のお菓子、ゲームセンターで取った景品など、物は減るどころか、増える一方なのです。そして何より、一番増えるのはゴミです。これは確実に言えます。
物壊されないの?
壊されません!
言葉はどうしてんの?
ゲストは色んな国からやってきます。我が家の例だと、アメリカ、ヨーロッパ、東アジアのゲストです。僕がよく行く東南アジアのゲストはまだいないんですけどね。そんなゲストとの会話は、すべて英語です。その英語もすべて違うんですね。イントネーションや速さ、片言など。英語が苦手な僕としては、もう難易度高すぎです。日々英会話スクールに通っているようなものです。それでも宿のホストとして、最低限の台詞くらいは英語でやっていますけどね。
ガイドとかするの?
ガイド、しません!
だって皆んな僕より詳しいですからね、日本のこと。「今日はどこそこでイベントがある」、「どこそこのラーメンが旨いらしい」など、大体目的を持って日本に来ています。これ、自分に照らし合わすと、僕も目的をもって旅をしていますからね。分かります。ただ、こんなケースもありました。
「海が見たい。どこか紹介してくれる?」
「この辺でどこかいいところありますか?」
など。
こういう時はゲストが何を望むのかきちんとリサーチして、紹介するようにしています。たとえば海と言っても、お台場のような都会の海を望むのか、江ノ島のような自然の海を望むのかで違います。そしていいところも、そのゲストにとって何がいいところなのか。昔の日本っぽいところなのか、現代の日本っぽいところなのか。近場がいいのか、ワンデイトリップで冒険がしたいのか。
このように日々東京をはじめ、近郊の情報を頭に入れるようにはしています。おかげで東京のことを少し詳しくなったような気がします。ただ、ゲストと一緒に行くことはありません。夜に一緒にご飯を食べたり、お酒を飲んだりするくらいです。過剰なおもてなしをしないところも僕のスタイル。縁の下の力持ちでホスト業を営んでおります。
近隣とトラブルはないの?
これも、ありません!
当Airbnbは一組限定なので、トラブルになる確率も低いと言えるでしょう。そしてホスト滞在型もその要因だと思います。ただ、こんなケースがありました。そのゲストは香港からのゲスト。チェックインはセルフチェックインなんですが、何と隣のアパートの一室に行ってしまったんです。我が家は一軒家で、ネットにも表記しているんですがね。
その時僕は不在。するとアパートの住人から電話がかかってきました。
「今知らない外人が私の家に来てるんですけど……」
どうやら僕の連絡先をアパートの住人に見せ、わざわざ電話をかけてくれました。これには平謝りの冷や汗だくだく状態。なんとそのアパートの住人は、電話越しにセルフチェックインを手伝ってくれて、我が家にゲストを入れるところまで手伝ってくれました。感動です。だってそのアパートの住人とは交流ないんですもん。いい人すぎです。
あとこんなケースもありました。そのゲストはまたまた香港からのゲスト。道に迷って我が家に到着できず、スーツケースを片手に、あっちへコロコロ、こっちへコロコロ。その姿を見かけた近所の住人がゲストに声をかけ、なんと我が家へ一緒にガイドしてくれたんです。これも感動ものでした。僕はお礼を述べると、こんな返事が待っていました。
「あら、そんなの当たり前よ。この辺の人たちなら皆んなするんじゃない?」
もう、またまた感動ものですよ。これも僕が住んでいる下町特有の気質なんでしょうか。僕は勝手に「下町→外国人に不慣れ→冷たい」と思い込んでいましたが、全くの逆でした。自然と地域を巻き込み、その地域に支えてもらって、Airbnb運営ができているんだなと、身をもって知った出来事でした。
なんでそんなことしてるの?
これは色々と要因があります。まず、旅をする側から迎える側になりたかったことがあります。旅に出なくても、様々な外国人と出会えて、まるで自分が旅に出ている気持ちになれます。それはゲストハウス運営への憧れも、背中を押してくれた要因だと思います。そして普段勤めに出ている身にとって、無人の自宅を有効活用することができますし、シェアリングエコノミーを、身をもって体験できている充実感もあります。ヨーロッパで流行っているカーシェアのBlaBlaCarの家バージョンがAirbnbなんですね。
そして僕がこだわっている、増え続ける空き家を何とか活用したい。そのひとつとしてAirbnb運営ができるんじゃないか。これが実際にできたんです。はっきり言って、今までの人生で一番ボロい家に住んでいます。しかし友人の協力により、住める、人を呼べる家に何とか蘇らせました。無人の空き家で治安が悪化するより、自分が住んで知らない外国人を出入りさせた方が治安が維持されるんです。人の目が増えますからね。
こんな質問もありました。
「いいね、それでお金も入るから」
そうです。それでお金も入るんです。しかし、Airbnbは不労所得ではありません。先述のチェックイントラブルの対応や、チェックイン前のゲストとのやりとり。掃除や洗濯などの地味な作業もあります。また、様々な人種や性格の人と、次から次へと会話をしなければなりません。夜はどんなに酔っ払っても自宅へ帰らなければなりません。そしてどんな状況でも連絡がとれるようにしておかなければなりません。それは鍵を失くして家に入れないなどのトラブルを想定しているからです。
はっきり言います。
お金目的ならやらない方が良いです!
お金は入りますが、儲かりません。それでも魅力があるんです、Airbnbには。それは素敵で魅力的なゲストに出会えているからです。Airbnbを始めてから、僕はたくさんのハッピーをもらいました。そして僅かながら成長もしている気がします。
僕は言います。
Airbnbの主役はゲストです!
そんなゲストの縁の下の力持ちがホストなんです。
でもホストとして頼りがいのある存在感を示しながらね :ー)
>>>Aibnbのホストを始めてみる
TommyさんからAirbnbホストへの招待が届いています!
>>>Aibnbをゲストとして利用してみる
- 作者: リー・ギャラガー
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2017/05/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
UPSTARTS UberとAirbnbはケタ違いの成功をこう手に入れた
- 作者: ブラッド・ストーン,井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2018/01/13
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る