はじめてのタイ旅行まとめ #1

20140606202638 - はじめてのタイ旅行まとめ #1

海外とは?そしてタイとは?

2013年9月、航空券だけを取得して、愛用のメッセンジャーバックひとつで海外へ飛びたった。目的地は微笑みの国、タイ。憧れていた東南アジアの中でも、タイを選んだのは理由がある。それは海外一人旅が大好きで、現在タイのバンコクで生活をしている友人に会いに行く理由だった。

はじめてのバンコク

2013.09.19(初日)
成田をお昼の12時に飛び立ったTG660(タイ国際航空)は現地時間16時30分、ほぼ定刻通りにバンコクスワンナプーム空港に到着した。タイに行ったほとんどの人が言うアジア独特の香りは感じず、照明が足りなくて暗いなというのが第一印象だ。別にワクワクしていない訳ではない。若干の緊張感なのだろうか。初めてのくせして冷静な自分がそこにいた。

イミグレショーンでは係員が何か言っているんだが、これがさっぱり分からなくて表情も冷たい。どうやら宿泊先に記入漏れがあり、それを指摘しているのだ。

「宿泊先はこれから探すんだ」

「ゲストハウスだ」

みたいな事を片言の英語で伝えたら、素直にguest house と記入すれば良かったみたいだ。大したことではないが、世の中まだまだ分からない事があるなと空港で体感した。

空港からの目的地はカオサン通り。とりあえずARLの各駅に乗りPhaya Thai駅まで行くことにした。急いでいないし、車窓からの眺めと電車を乗り降りする人々を観察したいからだ。

 ◇ARLシティライン:Suvarnabhumi Airport駅→Phaya Thai駅 45B

 

20140605215845 - はじめてのタイ旅行まとめ #1

電車は18時前にPhaya Thai駅に到着。ホームに降り階段を改札口に向かって下ると、頭上から音楽が流れ周りの人々が急に立ち止まるではないか。訳が分からず僕も立ち止まる。これが集団心理か?

タイでは平日の朝8時と夜18時に国王賛歌(国家のひとつ)が流れ、その時間だけ立ち止まり、国に対する忠誠心と感謝の気持ちを表さなくてはならないのである。

瞬時にそのことを思い出すと、タイに着いて早々こんな場面に遭遇するとはなんと幸運なことか。僕の気持ちは一気に高ぶり、路上に出るとあてもなく歩きはじめていた。

すると目に入る景色は新鮮そのものだった。カラフルなボディの車両の列。数々の飲食店は店先の歩道で販売し、その横を行きかう仕事や学校帰りと思われるタイ人。彼らは生活している。僕は旅人だが身軽な格好が会社帰りのような気分になり、まるで生活している気がして心地よい。

15分くらい歩くとRatcathewi駅に着いた。Ratcathewiは僕の友人が住んでいる街だ。その友人と会うのがタイに来た目的のひとつでもある。友人が住んでいる街の駅に偶然出会ったのだ。喜びは格別だ。

友人とは明日会う約束をしている。今日の目的地はカオサン通りだ。移動手段はトゥクトゥク。日本を旅立つ前に描いていたことがある。飛行場を出て電車に乗り、どこかの街でトゥクトゥクを拾いカオサン通りに乗り付ける。僕の物語を実現しなければ。

トゥクトゥクでカオサン通りへ

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目の前に一台のトゥクトゥクが止まり早速料金交渉が始まった。運転手の提示額は150B。僕は思いきって50Bを提示したが、運転手は冗談だろ?みたいな表情だ。すると130Bを提示。僕は100Bを提示。交渉を続けた結果120Bで成立した。いや、成立というより完璧に僕が負けている。それでもいい。走りだしたトゥクトゥクは、けたたましい音をあげカオサン通りへ向けて快調に進んでいる。屋根は付いているものの、開放感のある車内でこの物語に酔いしれる自分がいた。

話は変わるが、後日Ratcathewi駅とカオサン通りの区間をタクシーで移動したが、なんと60Bで行けたのだ。最初の50B提示はあながち間違っていなかったようだ。僕の交渉術の無さというか粘り弱さの代償は、自分への演出代として気持よく支払ったと納得した。

◇トゥクトゥク料金:ラチャテウィー→カオサン通り 120B

 

憧れのカオサン通り

20140608212704 - はじめてのタイ旅行まとめ #1

20分近く走っただろうか。目的地のカオサン通りに着いた。支払いをスムーズに済ますとメッセンジャーバックを肩にかけ、さっそうと降り立った。ここがあのカオサン通りだ!

陽が沈み空が藍色に染まる中、ネオンが輝き、路上やオープンスペースのバーではおびただしい数の欧米人の姿。インターネットでしか見た事のない景色をひとつひとつ確認しながら歩いた。バックパッカーの聖地と言われるカオサン通り。ここに来れただけで満足気に浸った。

さて、今日の宿を探さなくてはならない。カオサン通りとその周辺には無数の安宿がある。泊まる所が無くて困るということはなさそうだ。そう思うと宿よりとりあえずビールを飲みたい気分になった。

僕はたまたま通りかかったセブンイレブン前のオープンスペースで生ビールを出している店に入った。銘柄はタイを代表するビール、シンハーだ。ジョッキに注がれたばかりのシンハーを一気に飲み干すと、旅の疲れからか酔いがまわった。

2杯目に突入すると僕のテーブルにミサンガを売る人やサソリを売る人が来る。隣の欧米人はミサンガを購入していた。その欧米人は若き頃のレオナルド・ディカプリオに似ていてイケメンだ。背も高く、顔も良く、英語もペラペラ。こういう人は数多くの美女から選ぶ事ができるんだろうなと思うと、欧米人への憧れみたいなものが生まれてきた。

◇Beer SINGHA glass :50B

ビールを飲み終えると店を出て、カオサン通りをチャクラポン通りの方へ向かった。宿探しの始まりだ。打ち込み系の音楽が各店内から響き、通りは騒がしい。こんな所じゃ寝れないんじゃないかと思うと、チャクラポン通りを渡りワット・チャナソンクラン、いわゆる寺裏のほうへ向かった。

寺裏の牢屋みたいなホテル

20140609134156 - はじめてのタイ旅行まとめ #1

日本を旅立つ前にある程度の宿情報を自前の旅本に記入してきたが、アルコールを入れたせいで、どうでもよくなってきた。宿をとってから飲みに行くのが正解だ。寺裏を歩いていると、何軒ものゲストハウスを目にすることができる。そのうちの一件、Baan Sabai を覗いてみると、シングルルームが空いているとのこと。

トイレ、シャワーは共同で一泊190B。日本円で約600円だから安いの一言。しかし、この部屋は窓が無く廊下側の壁上面に鉄格子の通気口があるのみ。入った事はないが、まるで牢屋みたいだ。どうせ寝るだけだし、疲れた身体にアルコールが追い打ちをかけ、この宿に決める事にした。エアコンはないが、扇風機は付いている。この扇風機が睡眠中に寒くて悩まされるのだが、洋服をその本体に掛け調整した。

Baan Sabai
場所:カオサン通り寺裏
料金:190B(シングル/1泊)
設備:Wi-Fi、冷シャワーとトイレ共同、エアコンなし、ファンのみ
感想:窓が無く牢屋みたいな部屋。息苦しい。
その他:宿泊予約サイトへの掲載なし。


◇Baan Sabaiの場所

宿の1階はレストラン

20140609134936 - はじめてのタイ旅行まとめ #1
宿が決まると食事だ。チャクラポン通りのムエタイジム付近の屋台でヌードルを食べ、宿の一階にあるレストランでライスにポークソテーが付いている簡単な料理を食べた。今夜は欲張りに2食だ。

まだ夜中の0時をまわったところだが、飛行機移動と日本との時差もあり、眠くて仕方がない。(日本時間2時)我が牢屋にもどり就寝する事にしたタイの初日であった。

◇ライス&ポークソテー:40B

真夜中の訪問者

20140610201120 - はじめてのタイ旅行まとめ #1

とここまでは良かったが、疲れた身体に追い討ちをかける出来事が起こる。

夜中に扇風機の風が肌寒くて寝つけないでいた。掛け布団というものは無く、薄いシーツのようなものを一枚掛けているだけだ。洋服を扇風機本体に掛け、風が直接身体に当たらぬようにすると、ウトウトと夢のなかへ入っていった。

就寝について二時間くらい経っただろうか。ドアをノックする音が聞こえ目が覚めた。再びノックの音。夢ではない。異国の地での夜中のノックは気味が悪いものだ。恐る恐るドアを開けると男が立っていた。宿のスタッフだ。

「ロビーに君を訪ねて来ている人がいる」

と一枚の紙を差し出してきた。そこには日本の友人H君の名前が書いてある。僕は寝ぼけ眼で一階のロビーに降りると、そこには友人H君がスーツに革靴、背中にはデイパックという奇妙な姿でいた。

今回の旅で友人H君の話しは避けては通れない。実は彼も昨日日本からタイへ一緒に出国するはずだった。僕のひとり旅の話を耳にして、一緒に行くことになったのだ。しかし昼12時のフライトを夜中の12時と勘違いをし、仕事を終えると前日の晩から友人宅で酒を飲み明かしていたのだ。時間の勘違いに気づいたのは翌朝。自宅に急いで戻りパスポートを持ち、また急いで家を出たものだから奇妙な姿というわけだが、チェックインの締め切りには間に合わない。一度帰宅したのであれば準備万端で来ればいいと思うのだが、電車みたく数分前でも乗れると思っていたらしい。彼も僕と同じ初の海外旅行者、恐ろしい。

いちばん驚いたのは僕が泊まっている宿に辿りついたことだ。宿名だけは就寝前に伝えたが、カオサン通り近辺には無数の安宿がある。僕の泊まっている宿は飛び込みで入った無名の安宿だ。

 

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話を聞くと、どうやら飛行場から親切な人にタクシーでカオサン通りまで連れてきてもらい、道行く人々に宿の場所を聞きまくった結果ここに来れたというわけだった。

 

20140610190940 - はじめてのタイ旅行まとめ #1

彼は「過保護に育てられたおぼっちゃま」というのが今までの印象だったが、案外「野人」なのかもしれない。僕は自作の旅本を作り、ある程度知識を入れて旅に挑んでいるのだが彼は無知識。どうやら無知識で挑んだ方が刺激的な出会いがあり、思いもよらぬハプニングは人を成長させるのではないかと思った。

旅の2日目

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2013.09.20(2日目)

目が覚めるとシトシトと雨の音がする。この時季タイは雨季の真っ只中。朝食を近所のレストランで済ますと今日の目的、ワットポーに向けて友人H君と歩き出す。今日から2人旅だ。

移動手段は船。宿のある寺裏からプラアーティット通りへ歩くとバンランプー船着場がある。徒歩5〜6分だ。チャオプラヤー川を下れば目的地のワットポーにすぐ着くはずだ。しかし我々はチャクラポン通りからプラスメン通りへ遠回りをして船着場へ向かった。急ぐ旅ではない。街の風を感じたいのだ。

街を歩けば色々な人を目にする事が出来る。屋台の店員はタイ語独特の柔らかいイントネーションで街行く人に話しかけ、客待ちのタクシー運転手は我々に「カブキチョー」「ススキノー」と、どこで覚えたのか知らないが日本の歓楽街を連呼し気を引こうとする。僕は負けじと「ロッポンギー」と言い返すと笑ってくれた。一見和やかなな光景だが、客引きのタクシーはぼったくりの注意が必要。乗るなら流しが良いらしい。そんなやり取りの向かいでは警察官二人がバイクに胡座をかき談笑している。くだらない話しでもしているのだろうか。日本の警察官みたく厳格な雰囲気など微塵もない。

今の僕にはその瞬間が観光名所だ。

しばらく歩くとプラスメン公園に出た。園内は緑の芝生が生茂り、すぐ側にはチャオプラヤー川とラマ8世橋が見える。夜になると橋をライトアップする演出があり、橋が見える付近のカフェバーやレストランは多くの人で賑わうそうだ。

公園をひと通り散歩すると船着場へ向かった。僕の心は高揚していた。何故ならばこのタイ旅行で船に乗るのは楽しみのひとつでもある。観光船ではなく生活の為の船だ。

これからワットポー寺院といういわゆる観光名所に向かうのだが、僕は生活に密着しているものに触れることが楽しく感じるのだった。

船でワットポーへ向かう
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往来する多数の船と振り続ける雨のせいか、波が荒く船が揺れる。水は透明度が全く無く茶色い水が多少の恐怖を感じる。船内に目を向けると乗客は溢れかえっていて満席だ。ビニール袋をぶら下げた買い物帰りのおばちゃん、学生服を着た子ども達がいる。日本のように営業途中のスーツを着たおじさんはいない。まさに生活に根付いた公共の乗物だと感じる。
他には我々と同じツーリストと思われる欧米人、中国人などが見受けられた。

 

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そして船にはひとつのルールがある。通路側とは逆、つまり川側に座ると、水しぶきが掛からぬよう水除けシートを手動のロープで引っ張る役目が乗客にあるのだ。僕は立っていたのでその体験は出来なかった。

船は幾つかの船着場に寄りながら、目的地へ向け順調に進んでいる。僕は淀んだ空を見ながら思った。

「10年前や20年前に来ていたら何を感じたのだろう」

今よりもっと未熟な自分が感じた世界はその後の人生にどう影響したのか。あるいは何も影響しなかったのか。その事をH君に話すとひとこと言った。

「今を感じればいいんだ」

タイに着いた前日から船に乗る先程まで”その瞬間”に高揚していたのに、決して戻ることの出来ない過去のことを考え遠い空を眺めている自分がいた。

◇船の運賃 バンランプー→ターティアン 15B

ワットポー
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依然として降り続く雨のなか、バンコク三大寺院のひとつワットポーに着いた。最も有名な王宮、ワットプラケオではなくワットポーを初めに選んだのは日本で見ることのできないであろう「寝ている仏像」をいち早く見たいからだ。しかも金ピカで大きな仏像だ。

 

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期待を膨らまし入場するとその姿は圧巻だった。全長は約50メートル。右手をまくらにし目を開き、大きな体が横たわっている。そして表情が穏やかでとても心地がよい。どうやら最後の説法をしている様子を表したものらしい。

 

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体が大きければ当然足も大きい。大きさは5メートル、幅は1.5メートル。中国やインドの様式で仏教の108の宇宙観が螺鈿細工(らでんざいく)で描かれている。指はきれいな渦を巻いた指紋がかわいいと感じた。

螺鈿細工:貝の真珠質の部分を嵌めこんだり張り付けたりする技法

 

20140622125333 - はじめてのタイ旅行まとめ #1

「寝仏様よ、僕に最後の説法をしておくれよ」

実はワットポーを入場してすぐにおみくじをひいたのだが、そこに書いてあるものを寝仏様の説法として受け入れた。

「ボートを上流に漕ぐように人生は困難になります。好意的ではない訴訟事件が起き、幸運はありません。全体として困難を最初に経験するだろう」

随分厳しい言葉をかけてくれるではないか。訴訟事件とはなんだ。そんな案件は抱えていない。これから起きるのであろうか。それともこの旅も困難なものになるのだろうか。寝仏様の言葉を心に受け止めワットポーを後にした。

◇ワットポー入場料:100B

 

ワットアルン

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ワットポーを後にした僕達はこれまたバンコク三大寺院のひとつ、ワットアルンへ行くことにした。ワットアルンは戦後の日本文学界を代表する作家の一人である三島由紀夫の作品「暁の寺」の題材になった場所。移動は船(運賃は3バーツ)で対岸へ渡るだけだ。

その時には気づかなかったのだが、ワットアルンは10B硬貨に描かれている。船で対岸へ渡る時に硬貨を取り出し同じ景色を見るのもいいだろう。いざ中へ入ると人が少なく静かで落ち着く。やはりワットプラケオやワットポーの方へ人が流れているのだろうか。

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そしてこの寺院で最も目をひくのは大仏塔だ。高さは75メートルあり頂上まで登れるのだが角度がとても急なため、多少の脚力と恐怖心が必要だ。僕たちは雨で足元が悪いこともあり、途中まで登ることにした。そこから見た景色は爽快とはいかなかったが、荒々しいチャオプラヤー川の生きている流れと、どんよりとした空がマッチしていて印象深いものとなった。

 

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三島由紀夫はこの寺院をどのように表現したのだろう。実はこの作品を僕は読んだことが無い。インターネットでレビューを読むと、バンコクの情景描写はエキゾチックで美しいらしい。そして文学的表現を多用した官能小説とも。日本へ帰ったらぜひ読みたいものだ。

◇ワットアルン入場料:50B

 

カオサン通りでビール

20140622182252 - はじめてのタイ旅行まとめ #1

寺院巡りを終えて、再びカオサン通りに戻った。適当なカフェバーで、疲れを癒すため、瓶のシンハービールを飲んだ。シンハービールはタイ王室が認めたプレミアムラガービール。文字通り国を代表するビールだ。そのシンハービールをタイに着いた初日に飲んでいるが、その時は生だった。旅の疲れと気持ちの高揚を差し引いても「美味い」と感じた。でもその時より格段に美味しく感じる。

なぜ美味く感じたのかを述べる前にひとつ間違いがある。「生ビール」と「瓶ビール」の違いだ。居酒屋などで普通に使われている言葉だが、どちらも本来「生ビール」なのだ。

雑菌が入らないようにする技術、酵母を濾過する技術が進歩したので熱処理は行っていない。その生ビールが樽に入って居酒屋でジョッキやグラスで提供される。それが缶に入れば缶ビールであり瓶に入れば瓶ビールである。

瓶のシンハーは氷を入れて飲むと美味しいように作られている。つまり濃いのだ。タイの食事処に行き瓶シンハーを頼むと、グラスに氷を入れてくれる。常夏の国ならではの習慣なのだろう。ここを含めたカフェバーでは氷は出てこない。グラスに注げばシンハーオリジナルの味をストレートに感じることができるのである。

シンハーは何と言っても爽やかな麦の香りが良い。この香りだけで幸せを感じることができる。そして口に含むと感じるほのかな甘味。コクのある後味。この三つのバランスがとても素晴らしいのだ。

帰国してからの話しだが、近所にある行きつけのカフェバーにてこの話しをさせてもらった。すると気を利かせてくれたオーナーがシンハーをレギュラーメニューにしてくれた。旅の影響とはこういう所にも出るものだと感じたのであった。

バンコクに住むS君

20140627204116 - はじめてのタイ旅行まとめ #1

2013.09.21(3日目)

昨日の雨が嘘のように晴れている。僕らは宿を後にすると、タクシーでラチャテウィー駅前にあるアジアホテルに向かった。タイ・バンコクで生活をしている僕の友人、S君と待ち合わせしている為だ。

S君とは昨夜も会って食事をしている。S君の友人も数人招かれ、楽しい時間を過ごした。その時もアジアホテル前にて待ち合わせをしたのだが、約束の時間になっても会うことは出来ず、一時間が経過しようとしていた。僕は「煙草をもう一本吸ったら帰ろうか」とH君に言い、火をつけた所にS君が現れ感動の再会を果たしたというわけだ。広い敷地内でお互いがすれ違った行動をしていたらしい。

こういったケースで携帯電話が活躍するのだが、僕のsimなしスマートフォンでは連絡がとれないのは当然で、なにも役にはたたない。僕は出国前に「異国の地で電話も無くいきなり会うのが良いんだよ」と言っていたが、自己演出プランが予想を大きく上回り冷や汗をかいてしまった。タイで普通に生活しているS君には迷惑極まりないと思う。

そのS君だが、今回の旅で飛行機に乗り遅れたH君同様、S君の話しも避けては通れない。彼は元々日本で会社員をしながら長期休暇を利用し、東南アジアを旅するバックパッカーだ。僕とは家が近所で仕事終わりによく酒を飲んだ間柄。そんな彼が魅了された国がタイ。安定した日本での会社員生活を辞め、タイの語学スクールに通い、就職活動をしたのちにタイの会社に就職をしたのだ。まさに”雑草魂”。用意されたステージではなく自らステージを作り上げた行動力には頭が下がる。

今回初めての海外旅行先にタイを選んだ理由は、当然S君の存在がとても大きく、彼がベトナムに住んでいたらベトナム。ミャンマーに住んでいたらミャンマーであったに間違いない。

僕は今回S君を通じてタイと知り合えた。人と人との繋がりは人と国や街に繋がる。自分がどこに住み、どこで生活をしているのか。その人がどこに住み、どこで生活しているのか。とても重要なことだ。

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