チェンライからチェンセンへ!ゴールデントライアングルとメコン川の旅

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2015.09.24(8日目)

今日は滞在しているチェンライから足を伸ばし、国境の街「チェンセン」へ向かう。昨日訪れたメーサイも国境の街だったが、そこはタイとミャンマーを結ぶ国境だった。一方、今日訪れるチェンセンの国境は、メコン川を挟んでタイ、ミャンマー、ラオスの3カ国の国境地帯。それはゴールデントライアングルと呼ばれる場所で、通称「黄金の三角地帯」とも呼ばれている。

ゴールデントライアングルでは、17〜19世紀にアヘンによる三角貿易が行われていたそうだ。タイでは麻薬の取締まりが厳しいことで有名だが、ミャンマーでアヘンの元、ケシの実の栽培禁止令が出されたのが2002年と、たかが十数年前の出来事。

アヘンと言えばゴールデントライアングルといわれるほどの産地だったが、現在ではタイ側がミャンマー、ラオス両国へ働きかけた抑制対策が功を奏し、ゴールデントライアングルでの栽培は大きく減少しているそうだ。そして、麻薬といえば大概マフィアが絡む治安の悪いイメージがするが、現在のゴールデントライアングルはすっかり観光地の姿に変わってしまい、多くの人が訪れているそう。

そんなゴールデントライアングルを自分の目で確かめたく、今日も路線バスの旅となった。

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チェンライバスターミナル

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チェンセン行きのバスをいとも簡単に発見。車両の前方を見ると、ベンツのエンブレムが目に入る。本当にベンツなのだろうか。

 

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安っぽいシートだが、腰が痛くなる固いベンチシートよりマシな部類である。

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バスは9時に出発した。すると、車掌が料金を徴収に車内をまわる。運賃は 37B(約123円)。

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◇今日の位置関係

チェンライのバスターミナルからチェンセンまでは約1時間30分。そこからトゥクトゥクなどに乗り換え、ゴールデントライアングルまでは約15分。ちょうどいいワンデイトリップだ。

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道中、田舎の緑に癒やされる。日本の田園風景と重ねて見てしまうところがある。

 

チェンセンに到着

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9時にチェンライを出発したバスは、10時30分にチェンセンの街に着いた。チェンセンの街からゴールデントライアングルまではソンテウを利用しようと思っていた。事前の情報ではパホンヨーティン通りから青いソンテウが20Bで乗れるはずだ。

しかし辺りを見渡してもソンテウの存在が確認できない。ここはスムーズに移動したい。僕は近くのトゥクトゥクに交渉することにした。言い値は150Bだったが120Bへの値下げ交渉が成立。チェンセンでのトゥクトゥク相場は分からないが、15分の乗車で120B(約400円)は少々高い。数回訪れたタイでの僕なりの感覚だ。

 

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◇メコン川を眺めながら走るトゥクトゥク。爽快である

 

ゴールデントライアングルに到着

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約15分ほどでゴールデントライアングルに到着した。するといきなり奇抜な建造物に出会う。これは神だろうか。

 

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僕はこのゴールデントライアングルを一度見たかった。川を挟んで一度に3カ国を見れるなんていう体験は面白いだろうと思っていた。しかし、ずっと眺めているとなんだか多摩川にいるのと変わらない気分になってきた。つまり実感が湧かないのだ。

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たとえば陸路で国境を超える体験は、両国の街の雰囲気や文字の変化で実感することができる。しかし川を挟んで眺めるだけでは実感できなかった。これはただ単に僕の感性が乏しいのかもしれない。それでもこんな体験は日本にいたら味わうことができない。そう考えるとやはり感慨深いものというものか。ちなみに日本国内の県の三角地帯マニアもいるそうで、三角地帯は人の心を動かす魅力があるのかもしれない。

 

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◇ラオス、ミャンマー共に、隣国には中国の存在がある

 

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対岸のラオスに目をやると「経済特区」の文字が見える。その一帯の土地は中国がラオス政府から土地を99年間租借してリゾート開発したものなんだとか。そして中央に見える金色のドーム型の建物はイミグレーションで、その奥に華人が楽しむカジノがあり、僕のような外人観光客でも訪れることができるそうだ。

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ラオス領のドンサオ島へ

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◇ボート屋外観

「それでは僕もカジノを!」と思ったが、ゴールデントライアングルに来てカジノはない。どうしてもやりたければ今度マカオでやれば良い。それでも「ラオスに行ってみたいな…」と思っていたら、ラオス領のドンサオ島という島へショートトリップできるらしいので、近くのボート屋に申し込んでみた。

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ボートの料金は500B(約1,660円)。400Bくらいの店もあるみたいだが、物価があがった可能性もあるのでこの店で納得した。ラオス、ミャンマーのカジノなどを一周するコースはもっと高い料金みたいだ。

料金の支払いと同時にパスポートの預けがある。正確にいうと店が代行してイミグレーションに預けてくれるのだ。したがってラオス領のドンサオ島に入るときにパスポートは手元にない。

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船着場でボートを待つ間、スタッフに写真撮影をされた。おそらくイミグレーションに提出する写真だろう。

 

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僕はメコン川が好きだ。広くて穏やかなメコンは、まるで何か大きな心で包み込んでくれるような存在だ。そんなメコン川をゆったりボートで…と思っていたら大間違いだった。見た目の小さなボートに似合わずスピードを出し、激しく進むボート。帽子は飛びそうになるし、お尻は跳ねる。あっという間にラオス領のドンサオ島へ着いたのであった。

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◇正面に見えるのがラオス領ドンサオ島です

*ドンサオ島上陸の記事はこちら

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ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (文春文庫 む 5-15)

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