2014.12.31〜2015.01.01(3〜4日目)
大晦日の夜は21時からの無料ウィスキーを求めて、チャンタラゲストハウスの宿泊客と一緒に「SAKURA BAR」へ。2014年もあと3時間で終わり。日本より2時間遅れているので、日本ではあと1時間後に2015年だ。海外で年を越すのは初めての経験だが、まさかラオスの山奥で年を越すとは感慨深いものがある。
とはいえ、ここラオスでは他の諸外国と同じように旧正月があるため、街に新年の雰囲気などかけらも無い。それどころかクリスマスツリーが飾っており、メリークリスマスの余韻がまだあるといったところだ。
サクラバーの内部へ
ここ「SAKURA BAR」もそうだが、タイやベトナムなど入場フリーのクラブやミュージックパブなどは本当にいいと思う。アルコールは頼みたい人がカウンターで購入するシステム。日本のクラブみたいに1ドリンクや2ドリンク込みの入場料をとられることは無い。
◇頭上に掲げる「BEER PONG」の看板。なんじゃこれは?
店内はビリヤードが出来たり、BEER PONG TABLE(ビアポン) といったピンポン球をビールが入った相手のコップに入れることが出来たら勝利できるゲーム台がある。負けた方はビールを一気で飲まなければいけないらしい。
年越しの瞬間
さて、年越しまであと1時間少々もきったところで店内は超満員に。バンビエンにいるはいるは欧米人、タイ人、韓国人、ラオ人、そして日本人などなど。
時は進み…
酒も進み…
イェ〜イ!だの、
「イェ〜〜イ!」だのやっていたら、どことなくカウントダウンの大合唱!!
5・4・3・2・1…
謹賀新年ですよ!
HAPPY NEW YEAR!ですよ!
2015年ですよ!
ラオスばんざ〜い! バンビエンばんざ〜い!
「あぁ、ラオスに来てよかった」
ところで一緒に来たチャンタラメンバーはというと、
どこにもいない。。。
後日談によると、0時前に宿に戻り軽く乾杯をして皆寝たそうだ。となると、僕は周りの方と乾杯です。
サクラバーの人々
こちらのタイ人は男女5〜6人のグループでバンビエンに旅行中。ブルーラグーンへ行ったり、ナムソン川でチュービングをして楽しんだそうだ。僕はこのグループと一番仲良くしてもらった。
こちらのグループもタイ人5人で旅行中。とにかく日本のアニメに詳しくてワンピースが好きとのこと。ちなみに僕はアニメが苦手で何も分からなく、「波動拳!」とやったら「それはストリートファイター」と言われてしまった。そして知っている日本の歌はというと「ドラえもん」とのこと。みんなでドラえもんを何度も大合唱したのだが、あんなにドラえもんを真面目に歌ったのは生まれて初めての体験だった。
◇ハッピーニューイヤーですよ
◇SAKURA BAR の外でダンスをする男女にほっこり。微笑ましいですね
バンビエンのラオ人
楽しかったSAKURA BARは閉店。おそらく午前3時か4時だったと思うのだが、街が全然眠っていない。通りの家や店先で飲むは歌うはで賑やかだ。僕はとある家のガレージで飲み会をしているグループに参加し飲むは飲むは飲むはのオンパレード。酒は全部ごちそうしてくれる素敵なラオ人!ある一人のラオ人に家の裏へ呼ばれると、そこにはバーベキューが。このバーベキューの肉がとても美味かった記憶があるのだが、なんの肉だったか忘れてしまった。おそらく羊かヤギのような気がするのだが。忘れてはしまったが、味付けは良くジューシーでバンビエンの肉はとても美味しいと感じた。
泥酔でホテルへ
気がつけば宿のベッドで朝を迎え、というか昼を迎え部屋を出ると、扉の外に鍵を付けっ放しではないか。帰りの記憶が全くないのだが、それでも宿のベッドに辿り着くのだから我ながら感心する。しかし、鍵を付けっ放しというのは酒のせいとはいえ旅慣れて気が緩んだ証拠だろう。これは気をつけなくてはいけない。
「あぁ、安全な(と、思われる)バンビエンで良かった」
2015年1月2日、旅の5日目。楽しかったバンビエン生活も今日で終わり。僕が宿泊している「Phoom chai guest house」で予約したバスで首都・ビエンチャンへ向かう。元旦だった昨日はナムソン川でチュービングをしようと出かけたが予想外にも店舗は休みでがっかりした。しかし、バンビエンは絶対また来ようと思ったので、次回のお楽しみとした。
◇バンビエンで元旦にチュービングを計画している人はご注意(2015年1月1日は休業)
ほんとにバンビエンは良かった。
僕の避暑地に決定!
写真で振り返るバンビエンの思い出
バンビエンからビエンチャンへ
ビエンチャンへのバスは宿泊したゲストハウスで予約したバスに乗る。まずは、宿へのピックアップ車に乗り、大型のバスに乗り換える仕組みだが、そのピックアップ車が待てど暮せど来ない。やっと来たのは1時間後。これが東南アジア時間というやつなのか。
ピックアップ車は途中何カ所かで常客をピックアップし、大型のバスに乗り換える。座席は自由のようだった。
道中1回だけ休憩があった。時間は約20分。常客は食事やトイレへ時間を費やす。
バンビエンを出発して約4時間、バスはビエンチャンに到着した。降車場所は「Lao National Museum」のすぐそばだった。
・VIPバス運賃:バンビエン→ヴィエンチャン 50,000K
バンビエンで会った日本人と再会
バス移動の疲れを癒やしに、降車場所からほど近いWi-Fi完備のお洒落なカフェへ向かった。外の席でコーヒーを飲んでいると、通りの向こうからバンビエンで出会った日本人のI君が歩いてくるではないか。
「ん〜、ラオスって狭い?」
I君はベトナムのフエ、ホイアンなどを周ってラオスに来ていたところ。一足早くヴィエンチャンに到着したのち、この後の飛行機でタイ・バンコクへ飛び立つ為、急ぎ足でワッタイ国際空港へ向かった。一方で僕の方は、23時55分発の便で韓国・ソウルへ向かう。時間はまだまだある。飛行機の搭乗時間まで時間をもて遊ぶ気はない。目的はひとつ。それはメコン川に沈む夕陽を見ることだった。5月に訪れたベトナム・ホーチミンで見ることは容易いことだったが、僕のなかで「メコン川に沈む夕陽」は、ラオスで見ようと前から決めていた。日の入りまであと2時間ほどあるが、ゆっくりとメコン川へ向かった。