2014.11.23(3日目)
マラッカで一番有名な食事といえば、チキンライスボールだろう。とりわけ海南鶏飯は、地元客も観光客も境目無く、人気の店といってもいいかもしれない。それは昼時を避けた時間帯に訪れてみて分かった。店の外にはマラッカ川の辺りまで長蛇の列ができていて、今から並んでも閉店時間の14時ころは過ぎてしまう。チキンライスボールはマラッカへ訪れたら食べてみたい一品だったが、気を取り直して近くのチキンライスの店に入ってみた。
チキンライス
海南鶏飯近くにあるチキンライスの店を偶然に発見した。マラッカ川からも近かった。店内を覗くと、決して広くはないスペースだが、それなりの客で席は埋まっていた。
僕は入口近くの席に腰を下ろすと、店員に目当てのチキンライスを注文した。しばらくするとチキンライスがテーブルに運ばれてきた。僕はてっきりライスの上にチキンが乗っているもんだと思っていたが、目の前のチキンライスはライスとは別々の皿に盛られて出てきた。過去に食べたタイのチキンライス、いわゆるカオマンガイとは違った。
そして味もタイのカオマンガイとは少し違くて、生姜の効いたライスは似ているものの、チキンは甘醤油のような味で、日本の照り焼きに似ていて口にあった。
・チキンライスとアイスコーヒー:RM13
トライショー
マラッカといえばトライショーも有名だろう。トライショーとはサイドカー付の自転車で、観光客の移動手段に使われており、マラッカの重要な観光資源のひとつかもしれない。その自転車は、何と言っても派手な装飾が特徴的で、なぜかピンク色の装飾が多い。さらにハート、キラキラ、花は基本のようで、特に女子には人気がありそうだ。また、派手なのは装飾だけではなく、重低音の効いた大音量の音楽をかけながら走るのも特徴的だった。そんなトライショーは、夜になると電飾が施し、より一層目立つらしいのだが、突然のスコールのせいで、トライショーはどこかへ消えてしまって見ることができなかった。残念。
週末限定!ナイトマーケット
マラッカの週末(金〜日)の楽しみといえば、ジョンカーストリートのナイトマーケットかもしれない。僕が訪れたのも、偶然に週末だったので、ジョンカーストリートを歩いてみた。天気は生憎の雨だったが、そのせいか人出が少なく、ゆっくりと通りを歩いて見ることができた。しかしナイトマーケットはどこに行っても同じような物を売っており、大したことはなく感じてしまった。こんな思いをするのは、少し旅に慣れてしまったせいだろうか。
それでもナイトマーケットの楽しみのひとつは、各屋台で購入した料理を食べ歩くことだろう。偶然見つけた魚のつみれ汁は、ほんのりと辛味が効いており、美味しかった。
・魚のつみれ汁:RM3
ジョンカーストリートには、お洒落なレストランもある。ビールに飽きたのでウイスキーを飲もうと入り口のメニューを見たら、目玉が落ちそうなくらい高かったので、近くの商店でビールを再び飲み直した。
マラッカ名物?マッチョな像
ジョンカーストリートのほぼ中心くらいだろうか。突然公園が現れた。マラッカの世界遺産と何か関係があるのだろうか。
公園内に入ってみると、なぜかムキムキマッチョな像がお出迎えしてくれた。
「なんじゃこりゃ?」
ネットで調べてみると、どうやらマラッカ出身の伝説的なボディビルダーらしく、ミスターマラッカや、ミスターマレーシアなどと呼ばれているらしい。しかし、寺院の像は見てきたが、ボディビルダーの像は初めての経験だった。
マラッカのカフェ
ジョンカーストリートの一本裏の通りで、トゥカンエマス通りのモスクの近くにお洒落なカフェを発見した。店内にワゴン車を入れた大胆なレイアウト。もしかしたらこのワゴン車は移動販売もするのだろうか。僕はエスプレッソを頼んだら「東京のエスプレッソはいくらか?」などと、店員と軽くコーヒー談義になった。
・エスプレッソの料金:RM7
◇世界の空き缶が壁に並びます
◇このカフェ、お洒落です
マラッカ川
街の中心を流れるマラッカ川はとても気持ちが良かった。マラッカ川はリバークルーズもできるらしく、昼、夕方、夜と乗る時間によって様々な街の顔を船から見ることができるのだろう。マラッカはそのくらい美しい街並みだった。
◇マラッカ川に生息するオオトカゲ?
マラッカのゲストハウス
マラッカでの宿は下調べをせず、通りを歩いて雰囲気の良いところに泊まろうと思っていた。ジョンカーストリートの一本裏道を歩くと、手作り感満載な看板と、壁をレンガで装飾されたロビーが目についた「Kawan Kawan Guest House」を訪ねてみた。
早速スタッフに今日の空きを聞くと、シングルは満室でダブルしかないと話す。料金はRM50。マラッカでの宿代は少し抑えようと思っていたので帰ろうとすると、「希望はいくらか?」と聞いてきた。僕の希望はRM30。日本円で千円を切る値段だ。すると「RM35(約1,130円)で良かったら、こんな部屋があるよ」と、部屋を見せられた。
RM35のドミトリー
勧めてきた部屋は、ロビーの奥へ進み、階段を上がった角部屋。部屋へ入ると、シングルサイズのベッドが3つあるドミトリー部屋だった。先客はいなく、宿泊者は僕ひとり。この後客が来るかもしれないが、静かな環境と、内装の木製が気に入り、今夜の寝床はココに決めた。
結局この部屋に他の客が来ることはなかったが、他の部屋の様子を伺うと、客の大半は若い中国人がメインのようだった。
それにしても、このカワンカワンゲストハウスの難点は朝にある。それは翌朝近所のモスクから大音量のコーランが流れること。時間は5時30分頃だから、強制的に寝床から出ることになる。これには参った。
◇宿の向かいにはSam Tho Thong Templeがある

◇夜遅く帰るとシャッターが閉められ防犯もバッチリ! 宿泊者には部屋の鍵同様、シャッターの鍵も渡される
◇一階受付横には僅かなスペースだが、ソファとテーブルがある
メイン通りの喧騒と打って変わり、静かな佇まいが気に入った。周辺は食事処やお洒落なカフェも多く、ナイトマーケットも近かった。
Kawan Kawan Guest House
住所:No.36 Jalan Tukang Besi,75200 Melaka
料金:RM35(ベッド数3のドミトリータイプ)
設備:エアコン、トイレ・シャワー共同(ホットシャワー、水圧良好で清潔・無料のシャンプーとボディソープ有)、Wi-Fi(感度良)、各ベッドに読書灯有。
感想:宿内は日本家屋の人の家に来た気分。ジョンカーストリートに近いがとても静か。
感想
「マラッカはオランダ統治の建物が残る美しい水の都だった!」
【AIS】マレーシア 8日間3GBまで高速通信のプリペイド・データ通信SIMカード
- 出版社/メーカー: AIS
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る